【六日目】の続き。
午前中の楽しい乗馬を終えて
午後は近くの遊牧民のおうち(ゲル)を
ツアーの皆さんとご訪問
ゲルに到着したら
家の前ではちょうど
家畜のお馬さんたちの焼きコテあての作業を
実施していたるところであった
チンチンに焼かれた真っ赤なコテを尻にじゅっと当てられ
ひひ~ん!と泣きわめくお馬さんがかわいそう…
さらにかわいそうなのが
そんな「モンゴル残酷物語」、哀れな仲間のお馬さんのすぐそばで
「ミタクナイ…ミタクナイ」と言わんばかりに
背じゃなかった尻を向けて
肩じゃなかった顔を寄せて
怯えかたまってスクラム組んでいる
その他大勢の順番待ちのお馬さんたち
誰もこっち見てねえwwwww
…その姿切なすぎるぜ…
お馬さんは
お利口さんだから
仲間の痛みや辛さ
それは次は自分の身に降りかかるのかもしれない、ということが
わかっちゃうんだねえ
ついでに
わかってるんだかいないんだか
大人たちに交じって「ミタクナイ」ポーズを決めてる
子馬ちゃんもいとをかし(※トップの写真参照)
ちなみに
焼きコテの先には
「青いリボン」がつけられていました
モンゴルの人たちは
神に繋がる神聖なものや道具に
「青空の神パワーが宿るように」という意味を込めて
青色のリボンや布をつける習慣があるのだそうです
中央の器の中には火と
あつ~く焼かれたコテが入っています
コテは神聖なものなので先に青い布が巻かれています
馬に焼印をつけたあと
まだ熱さの残るコテを馬乳酒につけて
その酒を客人に振舞うならわしがあります
ちなみにhakaたちもその酒を飲みました
馬さんのエキスを飲んでるみたいで
よく考えるととんでもなく残酷で不衛生なんだけど
モンゴルではそんなことを言っていては生きていけないしねwww
馬乳酒は皮の袋に入れた牛の乳を攪拌して攪拌して作ります
酸味があってこれが結構おいしいのです
「マッコリor甘くない飲むヨーグルト」風。
馬乳酒をすくうひしゃくの先には
お馬さんの彫刻が施されております
どんだけお馬さん好きなんだモンゴル人はwww
ここはつくづく「馬」と「青空の国」なんだねえ。
(続く)