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2019/07/24(水)23:11

【能・狂言・映画】三番叟から八角さんまで!野村萬斎満載の一日。

この世は舞台、ひとはみな役者(183)

本日は「野村萬斎満載デー」。 何故なら 午前中は国立能楽堂で開催される「式能」で野村萬斎さんの「三番叟」、午後は日比谷東宝で野村萬斎さん主演の映画「七つの会議」を観るからだ。 ●「三番叟」 「翁」から続けて演じられる、本来の本格的な「三番叟」。見事な踏みっぷり唄いっぷりに跳びっぷり。安定感抜群の躍動感はもはや名人芸。ホーム国立能楽堂で三番叟を踏む萬斎氏を観るのは初めてだが、これ程だとは思わなかった。今まで観た数多くのバソーは所詮アウェーだったのか。ホーム能楽堂のバソーは際立って良かったわ。放たれるオーラが違う。 しかしバソー装束の萬斎氏の美しさといったら何なの。何処の公達かと思うたわ。翁や千歳が舞台中央で舞っていもついつい片隅の萬斎氏に眼がいってしまう…圧倒的な華、恐るべし。 ●映画「七つの会議」 中弛みすることなく怒濤の展開であっという間に数時間が終わってしまった。面白かった! イチ社会人として実に身に詰まされるお話でした(´Д`)企業あるあるだわ。 先程の凛々しい烏帽子公達姿とはうってかわって前髪ざらりのぐうたらサラリーマン萬斎。「ケッケッケ」という独特の妖怪的笑い声は胡散臭さ満載の野村萬斎十八番w だが! いくらぐうたらしていても! やはりそこは野村萬斎ッ! 画面の節々で色気駄々漏れでおばちゃんすっかり参ったぜ… (羊とイチャイチャしてる場面とか…やばかったわ…こんな色気ムンムンのぐうたらエロ社員が社内にいたらついつい眼がいってしまって仕事が手に付かねぇ(´Д`) たまたま偶然映画の後に能の本を読んで知ったのだけれど、萬斎さんの役名の「八角」というのは「四方八方全てお見通し」という意味もあるそうな。 すべて見えていた人物・八角さん。う~ん、深いわ。 役者さんたちの熱い顔芸が凄かったw 喋るときみんな顔が近い近いw ミッチーが意外な役どころでしかも良い味。やるなあ~ミッチー。ただの王子では無かったのだな。あとラストで薔薇の花ムシャムシャ食べ始めた香川さんが超ツボでしたw ●おまけ 写真は国立能楽堂と翌日のパークハイアット「ニューヨークグリル」のランチ風景。 眺望絶景&ランチ絶品でした!

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