NODA・MAPの舞台「Q」、少し前に大阪で観てきました。
(ラグビーW杯準々決勝、日本が南アフリカに負けた日です)
「Q」とは…
Queenの「Q」であり
questionの「Q」であるような気がしました。
何故、何時の時代も人は愛し合い憎みあうのか。過ちを犯すのか。
何故、何時の時代も争いは止まないのか。
繰り返される悲劇を断つ術はないのか。
野田さんからの執拗な問いかけ。
何故か今回、座席が前から二番目中央。
久しぶりに浴びてきましたよ…スポットライトの中でキラキラひかる、役者達のツバキシャワーを。
野田さんや竹中直人さんはもちろんのこと
あの松さんやすずちゃんまでもが…(以下略)
もちろん、シャワーだけではなくて(笑)
役者さんたちの汗や涙、声色や表情もバッチリ堪能できました。
すずちゃんの可愛さがえげつなかった…
まさに輝いてるよ、内側から✨
あれが「時分の花」というものか。
ボヘミアン志尊淳くんの
キレのある軽やかな身のこなしも
ロミオの生き急ぐ感が出ていて良かったわ。
(しかし…志尊くんもすずちゃんも初々しいし、体がよう動くわ。若さって素晴らしい!)
松さん&上川さんは流石の域の安定感。
個人的には松さんが地鶏棒で殴った後に必ずエグい蹴りを入れるのがツボでしたw
おふたりは大いに笑わされて、しんみり泣かされちゃいました。
ブライアン・メイもどきが空から「あんな状態で」降ってきたのにはワロタwあと…羽野シルクが野田さんみたいになってたのも結構な衝撃でした w
ロミオへの恨みが生きがいの巴も良かったな。怖くて。
そして、音楽では「ボヘミアン・ラプソディ」と「39」の使い方に痺れました。(特に「39」。その場面で使うか!)
そもそも「Q」の設定…今の自分とその後の自分が同時に存在し、時空が捻れてる感じは「39」っぼいかも。だからだろうか、「39」ではブライアンがリード・ボーカルを担当し、フレディらがコーラスを入れているんだけど、ブライアンやフレディの「♪Don't you hear me calling you(僕の声が聞こえてるかい?)」って呼びかけがそのままこの舞台の登場人物の叫びに重なる。
「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」をきちんと使ってくれたのも嬉しい!(イングランド、準優勝おめでとう!@ラグビーW杯)「love of my life」は甘いシーンにハマるね。観劇後はフレディの甘い歌声がず~っと脳内で流れていたよ。♪あいすてぃるらぶゆ~♪
華やかで外連味のあるフレディの歌声。鳴り響くレッド・スペシャル。船出の演出に板がくるくる布がふわふわ早変わり。洋の東西、甘さと残酷さが野田地図上で同居する、新歌舞伎座の「歌舞伎座の夜」。
白い布が翻る、結婚式~初夜の演出が素敵でした。紙飛行機も切なくて良かったな。
ラストシーンも美しかった。
若き日の永遠の恋。抱き寄せるのは愛しい幻。
たとえその身は滅びても
私はあなたを、あなたと居た日々を想い続けるよ。
あいすてぃるらぶゆ~。