◆【youtube動画】『新聞記者』予告編
今更ですが、見ました。
面白かったです。
主演の吉岡エリカ役の女優さんの演技素晴らしい。
知らない女優さんだけにノンフィクション感があってリアルだった。
音楽も控えめで良かったわ。(近頃音楽で盛り上げようとする映画やドラマが多くない?)
緊迫感の演出なのか、新聞社内の映像はカメラ揺れすぎで酔いそうになったけど…
日本アカデミー最優秀作品&男優・女優賞も納得の作品でした。
官僚エリート役の松坂桃李さん。良い役者さんになったのう…(←謎の上から目線)
とーりは(←そして急に呼び捨て)映画「日本の一番長い日」のテロリスト青年将校の役が印象深い。「眼」がいいよね。単純に眼が大きいからか、イっちゃってる感じが刺さる。
終盤のてつじ攻撃(←コラ)に逡巡する虚ろな表情からは狂気を感じた。
今度公開予定の古ちんとの共演映画「空白」も楽しみだ!
●その他「新聞記者」ネタバレ感想
・国策としての生物兵器(ウイルス)開発。それを暴こうとするジャーナリスト。現在のコロナ騒動と被る。
・国会議事堂周辺の秋の景色。整然と並んだ銀杏が黄金色に化粧する、個人的に好きな「都心の風景」なので映画で見られて嬉しい。(国会議事堂や首相官邸の辺りを散歩すると警察車両や警察官がたくさん見られて面白いよ。但しジロジロ見られるけどねw)
・真実を貫こうとする吉岡に対し(保身のために)口先だけで謝る杉原。この後味の悪さよwだがそれもリアル!
・「ツイッターとかうそくせー」と日々思っているのだが、「内調」の仕事を見てさらにその思いは強くなったわ。(短文で爪痕残そうとするからか、大げさな表現が多いのが気に食わん)
・嫁…天使か!赤子もカワイイ!守りたいこの笑顔!(by杉原)
・反体制の思想にかまけて家庭を疎かにしていた夫が赤子を抱きしめて詫びながら泣き、嫁が背中をぽんぽんと叩く…この美しい家族の姿に既視感が…(大河ドラマ「青天を衝け」第12話ですねw)
・主人公の同僚役の岡山天音くんが何か企んでる悪い奴かと思いきや、最後までイイ奴だった件。
・新聞社のデスク役の役者さん面構えが良いな~誰だコレ?と思って見ていたが終盤にようやくユキヤ(北村有起哉)であることに気づいたw役柄で印象が変わるなあ…なんというカメレオン俳優!
・ユキヤのジャーナリスト(ほぼ反体制側)とてつじ(田中哲司)の警察官(国家権力側)はそれぞれハマる。二人の眼の鋭さと体つきが役を呼ぶのだろうな。舞台でナマで見て色気と迫力に圧倒されたふたり。大好きです!(hakaの歪んだ「てつじ愛」は過去の記事でしつこいくらいに語っております)
・ちなみにとある劇場で休憩の退席時に偶然てつじのすぐ後ろに並んだことがある。ナマてつじ、背中が広くてデカかったw