国内のゴルフ場 外資が1割買収
『外国資本が買収した国内のゴルフ場が、近く二百コースを突破することが十五日分かった。春には全国約二千四百コースのほぼ一割に達する見通し。米系ファンドのほか韓国資本も参入するなど、バブル期に野放図に拡大した日本のゴルフ場は、いまや外資の草刈り場になりつつある。 ゴルフ場情報専門誌などによると、昨年末段階で外資系が所有・経営するゴルフ場は百八十九コースあり、一、二月には二十七コースが加わる。 所有数が最も多いのは、米投資ファンドのローンスターグループの九十二。米証券大手ゴールドマン・サックスのファンドが七十八。米リップルウッドも四コースを所有している。このほか韓国資本も乗り出しており、既に十コースほどを買っている。 帝国データバンクによると、ゴルフ場を経営する会社の倒産件数は二〇〇一年から急増。〇二年には百九件とピークをつけ、〇三年は九十件、〇四年(一―十一月)は七十三件と、依然高水準を保っている。バブル崩壊後のプレーヤーの減少に加えて、大手銀行などが不良債権処理を迫られ、融資先のゴルフ場経営会社が法的整理をせざるを得なくなったためだ。 ここに目をつけた外資は、法的整理に追い込まれた大手ゴルフ場を「バブル期の一―二割」(大手行幹部)の値段で手に入れることができた。(西日本新聞)』消費者(利用者)にとっては、一概に否定的ニュースとは言えないと思います。バブル期に開業したゴルフ場の中には、しっかりとした運営ノウハウを持たないまま時流に乗せられて開業したものもあったのでしょう。利用者志向の運営がなされればいいのでは?