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Where to next ?

Where to next ?

2024.04.19
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徐々に身体は。
完全なる老人に近づきつつある。
いや、もう。
あらゆる機能が、
衰退するばかりだ。
強く実感する。
だが、同時に。
かなり他人事でもあった。

ここへ来て、
はっと気付いたのは。
瞳からの視認情報、
色彩感覚が損なわれる可能性がある、
老化に因ってってこと。
うん、実際、
今のところ不具合はないが(多分)

しばしば仕事場で。
若いお客様が老親や定年を迎える上司に、
花を贈ろうと相談される際。
彼らが淡い色合いを勘案する場合、
「年配の方は、
色の見え方が我々とは異なります。
鮮やかな配色の方が、
程良く見えますよ?」と助言するんだが。

或る時。
まっ、今春は。
日々昼に夜に、
桜の花見Walkingに努めてたんだが。
昼間太陽の光が余りにも強烈で。
薄暗い部屋との落差もあったと思うが。
快晴の元、
一部視野が欠けて。
それは、
まっ、その一度だけだったが。

何か愕然とした。
同時に。
一流のFloristでいる時間は、
限られているのだと思い知った。
​花や服、生活を取り巻くものの、
微妙な色彩の差異に、
いちいちうるさい私。
ああ、
一番残酷かも知れん。

限られたFlorist人生、
実はそろそろ尽きるのかもな。
ならば。
直にやって来る大祭、
母の日前の正味2週間。
私は私の仕事に精根使い果たす迄、
やり切ろう。
まっ、今迄同様。
走ろう、笑って。

一緒に働くこの若い個体らに、
私が遺してあげられるものは。
どんな作業も、
創造的な仕事に変換出来るよ、
自分の気持ち一つで、
ほら?と、
俯瞰した視点を提示することだけ。

後はもう。
自分で考えろだ。
わはははは!!



2016.2月。欧州3人旅。
ギリシャ アテネ​。
アクロポリス。
可愛い草花たちの息吹。





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最終更新日  2024.04.19 21:40:07


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