上野動物園サポーターズデイ
2月19日は上野動物園のサポーターに登録して、初めてのサポーターズデイに参加してきた。2ヶ月に1回の催しのうち、動物の餌やり体験の企画だった。人数に制限ありだったので、応募の半数が落選となったそうだ。貴重な当選なのに、夫は出勤となり残念がった。冷たい雨降る中、10時30分西園の動物園ホールに集合した。この天気は参加人数も少し減らしたようだ、少し空席あり。講演「ペンギンカレンダー~上野動物園に住むペンギンたちの四季折々の姿」は笑顔のステキなペンギンの飼育係りのお姉さんが、分かりやすくお話してくださった。サポーター制度発足以来の報告会は副園長さんが。登録者が延べ559人、630万円が集まり、その資金の活用計画をお話された。350万円を動物の飼育環境の改善(カワウソ、ヤマアラシ、子供動物園の環境改善)に、選択した動物の(動物を選んでサポーターになることもできる。ワタシたち夫婦はゴリラ)エサ代として250万円を使うという。サポーターズデイのエサ代、お盆やクリスマスのプレゼントのエサ代もここから出る。残りが通信費など事務経費となる。動物別では1位パンダ、2位ゾウ、3位ペンギン、4位トラ、5位両性爬虫類館でゴリラは6位だった。率直な意見も出て、今後制度の改善も考えているようだ。雨降りが幸いして、ジャンケン大会ではなく、なんとか希望者が枠の中に納まったようで、ニホンザルは全員、ワタシは難関と思われたゾウの餌カードとリボンをもらえた。サポーターは当選はがきと登録証は忘れずに。午前の部が終了して、後は時間厳守で登録書を見せて餌をもらい、指示に従ってエサをあげる。ニホンザルはみかんの皮をむいたもの1個、子どもはバナナも渡された。サル山は突然たくさんのエサが降ってきたので、みんな集まってきた。特にサルたちに混乱はなかったと思う。気を使っていたのは職員の方々。毎回これはサポーターの催しでとアナウンスしていた。入園者にエサを与えないようにお願いしているのに、特定の人たちがエサをやるというのは、タイヘンなことだったのだ。サル山はみかんのフサでいつもよりお掃除の労働量が増えるし、案内の職員の方々にも頭が下がる。ゾウさんには60cmくらいのサトウキビを1本渡され、ゾウ舎の中に入り、ウタイ♀さんとスーリャ♀さんの近くまで行って差し出すと鼻で器用に受け取って食べてくれた。すぐ近くまで行けたので感激の声があちこちで聞こえた。ワタシはウタイさんに差し出すと鼻を巻きつけ、足で押さえて折ってから口に運んでいた。スーリャさんは3本もほおばっていた。このサトウキビは埼玉で育てていて、職員の方が取りに行ったとか。いつもは遠いところでしか見られないアティ♂くんも近くで会うことができた。ただし職員の方が近づき過ぎないようにがっちりガードしていたが。体は遠くにあるのに、鼻はすぐそこをゆらゆらしていた。キバが長く、雄の力強さがひしひし伝わってくる。さすがに雄ゾウ、怖いと思う。この日は1人で行ったので、小学生連れのお母さんに声をかけられ、昼食をご一緒することになった。うっかり財布と登録証を忘れてしまったとか。子どものお財布のお金から帰りの交通費を除いて、お昼を食べたいと思い、声をかけたという。サポーターはレストランも20%引きなので、ワタシの登録証がお役にたった。しかもモノレールにも乗ることできて良かったね。こういう時はどうしたらよいか考えるので良い体験になったとお母さんも話されていた。スリルのある楽しい1日になったのでは。