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カテゴリ:美術館・博物館
80分待ちの表示に諦めていたが、朝からの雨模様、これはチャンスと9時30分前にたどりついた。ラッキーなことに、30分前からの入場開始となっており、待ち時間0分。出る時には80分になっていた。
あれもこれもという展示になっていて、頑張って来た甲斐があった。 「マリー・ド・メディシスの肖像」は権謀術策渦巻く家柄からフランス王家に嫁いで、ここでもなかなかの活躍。それが表情に表れて、美しいだけではない強さを感じた。 「弓を持つ東方の戦士(バルバリア海賊)」の身にまとわれた毛皮は、白いひょう柄、ということはユキヒョウの毛皮かもしれない。 カルロ・ドルチの2枚の絵も美しい。ドルチの聖母マリアを描いた作品はこれで4枚見たことになる。東京国立博物館と西洋美術館常設展とヴェネチアのサン・ジュリアーノ教会と。 美術館所蔵の作品はとても美しく保存されているが、教会で用いられたマリアさんはろうそくですすけているが、その前で流された涙が伝わってくるのか、神々しい美しさに成長しているように思える。 解説で17世紀にたくさんの聖人が列聖されたことを知った。歴史から生み出されることは多い。 常設展でおなじみの画家の作品が多かったので、重ね合わせて楽しめるようになっている。 常設展で、寄進者の遺言が訳されていて面白かった。まさか、ご本人は遠く日本の東京で展示されるとは思いもしなかっただろうに。時空を超えて、人に影響を与えようとするのは、もう人の領域ではないなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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