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カテゴリ:マスメディア紹介の注意
「白金豚の仕掛け人」どうもそういう言葉に違和感を覚えます。
そういう表現は、きっと本人でなく周囲の人が面白おかしく使うのでしょう。私どもは、そう思いたくもないし、そう思われたくもないですね。 当事者からすれば、そんな言葉をつかう時その人には、現場で生産するスタッフ達のことも、買ってくれているお客様のこともみえていないのかもしれません。ある特定の人間が社会を動かしていると、思い込めるのはちょっと軽薄かなと思います。僕らの仕事は遊びじゃないし、気まぐれじゃない。そして仕掛けじゃないのですから。 養豚場運営を大きく見直す決断したのは十数年前社長はじめ当時の幹部スタッフで、それを支えたのは先代会長でした。会長はその結果を待たず、病気で他界しました。そして飼料部、養豚部、食肉部、本社、アンテナショップ、みんなで一丸となって苦労して製品を開発し、会社を支えてきました。その苦労たるや、ここで簡単に記せるものではありません。 そしてそれを受けて10年前、私が銘柄化を企画して、規格やコンセプトをまとめて、展開を始めたのです。広告やPRも社として責任をもって投資し、当時畜産としては画期的だったホームページなどを用いて情報公開に取り組んで今に至ります。 もちろん私達だけではここまでこれませんでした。飼料や設備のメーカー、獣医さん、弁理士さん、県市行政、マスコミの方々、銀行や公庫、花巻の市民、同業の仲間、地域の仲間、初めに銘柄化におつきあいくださった盛岡の飲食店の方々、そして広く展開してくださった卸売の方々、みんなに支えられて始まったのです。 周囲への感謝の思いがあればこその憤りをお察しください。だれ一人欠けても今日はなかったし、逆に誰か一人の仕掛けによるものでもなかったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.15 02:42:34
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