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カテゴリ:ひとりごと
鶏口牛後
けいこうぎゅうご 「鶏口となるも牛後となるなかれ」 大きな集団や組織の末端にいるより、小さい組織でそこで重んじられるほうがよいという意味。 私は母にこの言葉を教わりました。当時、たしかテレビCMでこのフレーズが出たんですよね。 子供心になるほど大事なことだなぁと思いました。町の電気屋さんに生まれ、商売人の家に嫁いだ母なりに、思うところのある言葉だったのかもしれません。 問題は・・中高で中国の歴史を学んだときのことです。 合従連衡といって、事態はくっついたり離れたりを繰り返して、結局は鶏口勢力(韓、魏、趙、燕、楚、斉)は滅亡していくんですよね。 そして秦という、歴史上に大きな影響を残した国ができあがるわけです。 無常を思い知らされました。 だから、私自信は鶏口牛後という言葉をあまり使いたくないですね。 負けいく選択のように受け取れるからです。 私の好きな言葉は、この秦の始皇帝の行列をみたときに、後の漢の始祖劉邦が語ったと言われる言葉です。 嗟乎大丈夫當如此也(『史記』高祖本紀より)意味はまた別の機会に・・
Last updated
2013.02.19 11:01:03
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