|
カテゴリ:ひとりごと
嗟乎大丈夫當如此也
(読み)ああ、だいじょうふ、まさにかくのごとくなるべきなり (意味)あぁ、男ならあんな風になりたいものだ 実は、私が一番好きな言葉で、座右の銘にしている言葉です。 前回の「鶏口牛後」のあとの時代。 絶大な権力をもつ、秦の始皇帝の行列をみて、二人の英雄が言葉を残しました。 一人は項羽。彼は始皇帝をみて「今に見てろ、俺がとってかわってやる」と語ったと言われています。 そしてもう一人の劉邦は「嗟乎大丈夫當如此也」と語ったのです。あぁ男として生まれたからには、あんな風になりたいものだなぁとつぶやいたというのです。 項羽は優れた戦の才能と強い意志で、自らの領土を拡大していきます。劉邦は大器晩成型で、紆余曲折ありながらも優秀な人材を仲間に加えながら成長していきました。 そして時代はこの二雄の激突によって、変わっていきます・・ さぁ興味もたれた方には、司馬遼太郎の小説「項羽と劉邦」もしくは本宮ひろしのマンガ「赤龍王」をお薦めします。 私の場合、「赤龍王」で時代の粗をつかんで興味を持ち、「項羽と劉邦」を読み込んだあと、それだけでは気が収まらず、司馬遷の「史記」まで読みました。 (すいません。横山光輝の「項羽と劉邦」は未読です) この「嗚呼大丈夫」だけでなく、四面楚歌・羊頭狗肉などの言葉がこの関わりから生まれています。とても興味深い時代の物語です。
Last updated
2013.02.18 16:15:05
[ひとりごと] カテゴリの最新記事
|