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テーマ:福祉医療関係
カテゴリ:カテゴリ未分類
訪問診療の依頼がありました。
患者さんは認知症の強い、85歳の男性です。 一昨年の春に義歯の下の歯茎が痛むと言って来院されました。 義歯が強く当たっているところが潰瘍になっていましたので義歯を削って調整しましたが潰瘍はなかなか小さくなりませんでした。2週間経っても潰瘍が消えませんでしたので、口腔癌の疑いで大学病院に紹介しました。 結果、扁平上皮癌でしたが、高齢であることから、手術はせずに化学療法と放射線療法を受けて退院しました。 その後大学病院で管理していただいているものとばかり思っていましたら、デイサービスに隣接する内科の主治医さんに見てもらっているということでした。 今回も義歯の下の歯茎が痛むという主訴でした。 訪問すると、大学病院で化学療法と放射線療法を受けた部分がニワトリの玉子ぐらいに大きくなって、義歯の床の部分が浮き上がっていました。 本人も癌であることを知っていて、奥さんが私に何度も「癌があるからしゃあないけどなぁ・・・」と淡々と繰り返されます。本人も「そやそや」と・・・。 以前、「呆けるということは神様からの贈り物だ」と何かの本で読んだことがあります。 「十分呆けたら死ぬことが恐いと思わなくなる。」ということでした。 ここ数年この言葉を思い出すことはなかったのですが、今日はふと、こんな考え方も良いのではないかと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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