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五輪の野球の話は次の次のエントリーで(爆)。
さて、今回の五輪では、新種目として「混合」種目があちこちで行われている。先日、卓球の混合ダブルスで水谷・伊藤組が中国ペアを破って日本に五輪卓球史上初の金メダルをもたらしたのを皮切りに、私が見ただけで競泳の「混合メドレーリレー」、陸上の「混合4×400mリレー」、バドミントンの混合ダブルス、柔道の混合団体など、枚挙にいとまがない。もしかしたらこの後もいろいろあるかも。 競泳の混合メドレーリレーは、男女2人ずつであればどちらがどの種目を泳いでもよく、国により種目の性別ごとの選手層の厚さはそれぞれなので、各泳法とも男女比はばらつきがあり抜きつ抜かれつで非常に面白かった。もちろん男子が格段に速いから「抜きつ抜かれつ」になるわけで、その上さらに男子は女子に比べて水飛沫もものすごいため、運悪く?男子に挟まれて泳ぐ女子はそれにも耐えながら泳がなければならないが、それぞれ男女比は一緒なのでまあお互い様、というか(笑)。残念ながら日本は9位と一歩及ばず決勝進出を逃した。私は最終日の、従来のメドレーリレーが毎回楽しみなので、それに期待するとしよう。 しかし、良い時代になった。私の現役時代など、ソ連や東ドイツなど共産圏の独壇場(まあアメリカは別として)で、日本はドーピングもやらない代わりにトレーニング方法も確立されてなかったから大体予選をビリ近くで終わって、見てて面白くもなんともなかったから、普通に決勝に出てメダル獲得する今の選手たちは凄い。・・・「ソ連ってなんですか?」とか若者に聞かれそうで笑う 脱線しました。メドレーリレーが面白かったのと対照的に、陸上のリレーはそうでもなかった。走る順番は男女自由だが、4選手ともやることは一緒(ただ、「走る」)なので、どうしてもスタートとアンカーを男子にしないと、そこを女子にしちゃうとスタートは「挽回が難しい」、アンカーは「取り返しがつかない」となる。なので自ずと各チームとも「男ー女ー女ー男」の順番になり、見ていて新鮮な面白さはあまりなかった。ちなみに、1チームだけ「男ー女ー男ー女」にしたチームは、アンカーの女子が、トップでバトンを受けたにも関わらず全員に抜かれて最下位に終わった(これが「取り返しがつかない」ってことだろう)。 このように、スピード競技で見ていて面白さが出るのは、単純に性別による明らかなタイムの差があることに起因する。男女間でもレベルの違う者同士だとその差は少なくなったり逆転する場合もあるが、国のトップ選手が集まる五輪ではそれはほぼない。明らかに、男子は女子より数段速い。トップレベルの選手が、違う性別の選手と直接競う機会を目の当たりにすることで、自分の思ってきたある信念が確信に変わった。 トランスジェンダーの選手が、女子の競技に出ることを認めてはいけない、と。 女子の身体に生まれたトランスジェンダーの選手は、男子になって男子の競技に出る、という選択を現役中にはしない。通用しないことがわかっているから。自分のアイデンティティを取るか、アスリート生命を取るか、二者択一である。それなのに、逆の立場ならどっちも選べる、ということになれば、 その方が「差別」だ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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