我が家には幼い頃から絶えず動物がいます。うさぎに始まり、猫、犬、ハムスター。その影響で、私は高校生の途中まで真剣に獣医を目指していました。
ルンナが我が家に初めてやってきたのは5年前、私がスウェーデンから帰国した後でした
。当時我が家には御年18歳の女王猫ニッキー
がいましたが、その直前に愛犬がなくなって悲しみにくれていた我が家にとって、ルンナは新たな光でした
。
初めての家内犬であるルンナとニッキーがどのように折り合いを付けていくか、家族みんなで興味深くみていていましたが、まだ仔犬だったルンナは果敢にも女王ニッキーにじゃれつこうとチャレンジしては跳ね返されていました。しかし徐々に、ニッキーが時折ルンナを見守るような素振りを見せるようになってきました。ニッキーが老衰により元気が無くなってからは、ルンナが心配そうにニッキーを見守る姿が印象的でした。その後ニッキーがこの世を去り、しばらくしてルンナの妹分であるピッピがやってきました
。ルンナとピッピは同じミニチュアダックスフンドですが、姿、性格ともに全く異なります。
犬は多頭飼いすると順位がつくといいますが、我が家の場合、ルンナの性格が優しすぎるためか、両者の間に特別な順位はないようです。毎日2匹でじゃれあっていますが、ルンナはよく猫遊びをします。これは約1年一緒に過ごしたニッキーの影響ではないかと思っています。また、もうすぐ2歳半になる姪と6ヶ月の甥に対し、まるで面倒を見ているかのような動きをするのも愛らしいのです
昨日はルンナの5歳の誕生日でした
。数日前からその話をしていたにもかかわらず両親はそのことをすっかり忘れていましたが、電話口でおめでとうと声をかけました。ルンナは不思議そうに電話口を眺めていたようで、どこでもドアがあれば・・・と思う瞬間でした
我が家の犬はこれまで短命でした。ルンナ、ピッピには元気に長生きして欲しい、と切に願います