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昔、先輩のインテリアコーディネーターが言った。
「気に入らない家具に囲まれて生活するなら、いっそ無いほうがいい。」 彼女はこの言葉の通り、自宅の照明を購入せず、納得いく照明に出会うまでランプで過ごした。 いまでこそ、インテリアに皆関心を持ち、それに合わせて、家具やら、照明もずいぶんとおしゃれな商品が増えたが、 ざっと5年前は、なかなかいい物がなかった。 それなりのいい物は、それなりの金額がしたし、量販品で、統一感のあるものを揃えるには労を費やした。 では、今のインテリアが皆個性であるかというと、やはり、提供者であるデザイナーやメーカーがイマの流行を大々的におしゃれといっているだけで、 イマのインテリアで統一した商品を購入すると、それはやがて陳腐化する。 海外の古くからのメーカーに幻想的に想いを寄せてしまうのは、 イマ、イマの日本の商品に、機能、価格のみの期待しかしてなかったりするから。 こんなにたくさんの商品があるのに、 私らしいインテリアとは、なかなかむずかしかったりする。 なーんて、なんだかウムムと語ったりしたのは、何ででしょうと言うと、 金曜日に久々に、プロダクトデザイナーの展示会に行ってきたからです。 深澤直人さんの展示会が青山で行われており、仕事の帰りに行って来ました。 この藤澤さん、知る人ぞ知る、巨匠。 最近では携帯会社auの機種、INFOBARでタイル模様のデザインをしたり、 玩具メーカー タカラの共同事業 ±0(プラスマイナスゼロ)にて、いろいろな製品を生み出しています。 かわいいーと見るのも一理でしょうと思う。 で、私なんかも、かわいいーという目と、ハタシテコレハ テイアンスルニ イイモノカ? ナガクツカウニ フサワシイカ?と見たりする訳です。 で、そこで行き着く答えは、コンセプトのある商品は、長く愛される可能性がある。という事でしょうか。 絶対にこのメーカーがいいとは言い切らないけれど、 けれども、コンセプトのあるメーカーがもっとたくさん増えたら、 MADE IN JAPAN も捨てたモンじゃない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年01月24日 15時38分21秒
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