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この暖簾にはんなりとした風流な気分がにじみ出ています。 天然の鰻はぎとぎとしていません。 この暖簾、ご主人が書かれたのですか、と伺いましたら、 いいえ、法政の先生が書いてくださったのです、と。 市谷田町のT字路を背にして、一筋登り目、右に曲がる。 50メートル行って、左手の奥。 昔風の細身のはんなりした旦那が出てきます。 だいたい、お店はご主人の風体で味がすぐ見当がつきます。 村上春樹氏がなぜノーベル文学賞に名が上がったのか、 昨日、松本健一先生がおしえてくださいました。 世界中が都市化してしまったから、 都市を題材に書いている村上さんが注目されたのだろう、と。 日本は日本中が同じような町、シャッター街になっています。 特色がない。 家並には立派な何とか会社のプレハブが並ぶ。 でも東京は、東京のマネをする必要がないから、 一番昔風の店が残っています。 ”どぜふ”は、浅草の飯田屋とか、 根津には町ごと昔が残っています。 ただ町の名前には昔を残してくれない区役所の役人が多くて残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月14日 11時15分17秒
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