朝の低温
浜松らんちう飼育日記(2010.4.27)異常気象 数日ぶりの日記更新です。今日は朝から雨です。しかし、これまでの2,3日の晴れで作業が相当捗りました。明日以降は、又晴れた天候が続くようなので、これまでの遅れを取り戻す良い機会だと思っています。それにしても、今年の春は天候が異常と思えるほど、雨が多く、気温が低めです。4月の下旬のこの時期で、朝の気温が7℃とか8℃ですから困ったものです。コケラの生え揃った黒仔でも、この寒さでは余程上手く飼わないと、まともに成長してくれません。最近、私の知り合いで二人ほど、青仔、黒仔を全滅させた人がいます。一人は屋外での箱舟飼育ですが、低温下での餌のやり過ぎです。箱舟ですと、早朝の水温は外気温より少し高いくらいですので、高くて10℃を少し越えるくらいだと思います。こんな状態で餌を与えても食べませんし、与え続けると消化不良や鰓病に罹り、落としてしまうことになります。 水温が15℃を下回る時間帯では餌を与えないことと、食べきった後に次の餌を与えると言う基本を守らなくてはなりません。又、水温や気象変動に合わせて、餌の量や与える時間帯を加減することも、大切です。もう一人は、温室内の飼育で、青仔、黒仔を全滅さてしまいましたが、この原因は、同じ温室内で飼育する親魚(種魚)の鰓病菌が空気感染したものです。ハウス飼育で良くあるケースですが、必要な腹数産卵させたあとは、早めに親魚(種魚)を青仔、黒仔を飼育する場所から隔離することが必要と思われます。いずれにしても、この時期になって、黒仔などを落としてしまうのは大きな痛手です。5月一杯頃までなら、これから産卵させても間に合うとは言え、全滅させるようなことがあれば、精神的に大きなダメージを受けることになりますので、充分に留意したいものです。