ぐっさん「零のかなたへ」V6森田と漫才コンビ
“ぐっさん”こと山口智充(36)、V6の森田剛(26)らが29日、茨城・竜ヶ崎飛行場で行われたテレビ朝日系終戦60年ドラマスペシャル「零のかなたへ ~THE WINDS OF GOD~」(今秋放送予定)の制作発表に出席した。太平洋戦争末期の特攻隊基地にタイムスリップする若手お笑いコンビ、山口と森田が、太平洋戦争末期の特攻隊基地にタイムスリップ。空爆や機銃掃射におびえながらも、出撃する特攻隊員らとの交流を通じて“人間愛”を描く。森田は役作りのために丸坊主に、また、臨場感を出すため1機あたり600万円をかけ、実物大のゼロ戦模型2機を製作した。会見で、山口は「ここまで再現するなんて驚きました。撮影用なので、乗り心地は正直よくないです(笑い)」。森田は「写真で見た機体と同じでびっくりで、逆に怖さも感じました。(飛行シーンは)CG合成も使って迫力ある映像になっていると思います」。また、森田は「命の大切さ、愛する人を守ることを学ぶ役、全力でやってます。たくさんの人に見ていただき、共感してもらいたい」とPR。山口は「現代人が少しずつ特攻隊員の気持ちになっていく過程を大切に演じた」と神妙な表情。そして、劇中の森田との息の合った漫才に「ものすごい呼吸が合う。森田くんとなら営業にいける」と“新コンビ”結成に意欲を見せた。このドラマは、俳優今井雅之が原作・脚本を手掛け、88年に舞台で初演。好評のためニューヨーク、ロンドンなど海外公演も行われ、映画化もされた。ドラマ化は今回が初めて、脚本は、田原俊彦主演「教師びんびん物語」、ビートたけし主演「三億円事件」、松田聖子主演「たったひとつのたからもの」の矢島正雄が担当。共演者には、軍医役に伊東四朗、特攻隊員の分隊長役に西村雅彦、ドラマのオリジナル配役・旅館の女将役に泉ピン子が熱演する。ほかには、池内博之、伊崎充則、沢尻エリカらが出演する。(各スポーツ紙 記事参考)