2005/03/10(木)22:00
神奈川―静岡の活断層、大地震確率上昇
政府の地震調査委員会は、神奈川、静岡両県にまたがる活断層「神縄(かんなわ)・国府津―松田断層帯」で今後30年以内にマグニチュード7~8級の地震が起きる確率を「最大16%」と発表した。
1997年に示した「3.6%」を修正したもので、公表された88断層帯の確率の中で最も高くなった。
同断層帯はほとんどが神奈川県西部に位置し、丹沢山地南部から小田原市の相模湾まで延びており、一部は静岡県北東部に及んでいる。
同委は97年に3.6%という確率を公表したが、この時点での調査では明確な断層は見つからなかった。
しかし、神奈川県が2001年以降に行った調査で明確な断層が見つかり、活動周期は「約800~1300年」と判明。
次の地震が迫っている可能性が高まり、発生確率も上昇した。
(読売新聞 記事参考)