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ハムハムセブン投資日記

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2009.05.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私はトレードでは何らかの複利運用を行うことが重要と考えているのですが、複利否定派の方も多くいるようです。
そういう方の場合、計算上のエクイティグラフを提示して(極端には対数グラフなどにして・・・笑)、"ほら最後のほうではこんなに大きな損をすることもあるのですよ、こんなに損しても平気でいられますか?"、ってパターンが多いようです。まあこんなのは本当の机上の空論であり、もしそんなに損するのが嫌ならその前にサッサと引退してしまえば良いですし、それ以上にメンタルがどうのこうのではなくそんなサイズで果たしてトレード出来るのか、ということもあります。

さて、複利に関してちょっと例を出します。

トレード資金100万円で勝率50%(つまり勝ったり負けたりである)、勝つときは5万円負けるときは3万円というシステムで運用するとします。これは勝率50%、PF1.67というシステムとなり少々頭を使えばこういうシステムを見つけ出すことはそれほど難しいことではないと思います。
一方せっかくトレードというリスクを引き受けることをするのですから、何とか2倍にはしたいと考えるとします。つまり利益率100%です。

もし単利でコツコツトレードしていくとしたなら87回トレードした後にトレード資金199万円となり、ほぼ利益率100%となります。
一方利益をすべて再投資する単純複利では66回目に200万円を超え利益率100%を達成します。トレード回数をもっともっと大きくすると複利否定派の思うツボなので省略(笑)。
問題は利益率100%にこだわる場合です。複利では66回目に利益率100%となるのですが、もし同じ期間で同じ利益率にするためには、単利であったなら勝つときは5万円では駄目で6万円必要となります。

負けるときは同じ3万円で勝つときだけ1万円多く勝てばいいんでしょ、そんなのカンタンじゃんって思う方は・・・・・・・
残念ながらトレードにはあまり向いていないと思います(笑)
同じ勝率でPF1.67のものとPF2.0のものはかなり違います。勝率50%PF2.0ともなるとそう簡単には見つかりませんし、いろいろ条件を絞ることによる過剰最適化の心配も出てきます(ホラ過去はこうだったでしょ、ってだけならカンタンですが)。
もしおなじぐらいの利益を目標とするなら、単利であるがゆえにやや無理なトレードをしがちなのではないかとも思うのです。

この例はあくまで儲かるシステムを例にしていますが、もし儲からないシステム(そういうのは最初からやらないと思うかもしれませんが、過剰最適化したことに気づかずに実際にトレードするとよく起こりえます)でトレードしたとしたなら、ある時期に単利ではトレードすら出来ない状況になっても複利ならまだトレードし続けることが出来ます。

トレードというものは長くやり続けたもの勝ち、つまりよく言われる"勝ち組"というのは長くやっていればみんな勝ち組になれる(人によって勝ちの基準が違うとは思いますが)と思っているので、そのためにも複利運用は効果があると思ってます。

結局のところ大儲けできるような秘密のやり方なんてなくても(むしろこれを探そうとするほうが危険)、たとえ少しずつしか儲からなくても比較的安定している(それでも当然波はありますが、継続していける範囲の波という意味で)やり方で適切な複利運用を行う(適切なというもの結構難しいんですが)ことが、もっとも安全にトレードし続けることが出来るコツだと思っています。
この"安定して"というところで、どんな相場状況でもということが条件になるのですが、これは単一のシステムではほぼ不可能なので必然的に分散ということになると思います。







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最終更新日  2009.05.25 16:42:08
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