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さらにもうちょっと詳しく考えてみます。
この表は、2008年度の主要対象の騰落率一覧です。 左の数字が2007年末時点、隣が2008年末時点、そして年間騰落率です。 さて比較対象として、アセットアロケーションで有名なマネックス証券のM氏を引き合いに出すとします。この方が2007年あたりに推奨していたポートフォリオに従ったらどうだったのか?ということです。 日本株アクティブファンドの部分は日経平均インデックスと同等のパフォーマンスだったことにしています。余談ですがこれは大甘だと思っています(笑) さて、結果はこれです。 年間23%程度の損失だったようです。円、外貨MRFの利子は考慮していません(利子分程度なら手数料で相殺されると思っています) これでも株全力投球組よりははるかにマシですが、それでも年金運用よりは悪いようです。 年金という性格上、うまくいったら皆の年金を倍増、駄目なら年金は諦めてくださいということにでもならない限り(そんなふうには絶対ならないと思います)、最善を尽くした運用だったのではと思います。 なお、昨年度の損益が23%以上マイナスだった人はM氏の主張していることを学んでみるのも良いでしょうし、たとえマイナスでも23%もマイナスでないなら、その方のやり方のほうが優秀だったと言えるかとも思います。 プラスだった方は、その道のプロだろうとなんだろうと他人の意見など聞く必要すらないかもしれません(笑) もうひとつついでにM氏の推奨する運用方法にリバランスというものがあります。 M氏自身も頻繁にやるものではないとは言っていますが、機関投資家が行うような規模の大きいものならまだしも、数百万円あるいは数千万円程度の個人ベースではむしろデメリットのほうが大きいと思っています。 それは手数料のロスが大きすぎるためです。売買手数料がまったくかからないなら良いのですが、そうじゃないなら手数料ロスをしのぐほどの効果がないならやる価値がありません。 で、上のデータを使い2008年中央時点でリバランスを実施したらどうなったかというデータを計算してみました。 リバランスはとにかく推奨ポートフォリオ比率に修正するだけとし、乗り換え費用は一切考慮していません。 結果はこちらです。 昨年後半から世界同時不況が加速したので、当たり前ではあるのですが、結果はほったらかし方式よりもさらに悪化しています。 もちろ今回と逆の場合もあるでしょうし、一概に効果ナシとは言えませんが、さきほど書いたように乗り換え手数料ナシならまだしもそうじゃないならかなり慎重に行う必要があるのではないかとも思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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