相場本
私は投資商材やセミナー系には何らかの難癖をつけてばかりいますが、相場や投資に関する一般にはあまり評価の高くない本も結構持っています。今でも出版しているかのかどうかわかりませんが、「あっぷる社」という出版社のものがもっともたくさんあります。ちょっとタイトルを列挙すると「資金100万円で月50万円儲ける○○投資法」「30勝1敗運を呼び込む○○投資法」「株式投資日本一の○○投資法」「私はこうして資金ゼロから始めて株で月20万円儲けている」「株素人でもデイトレードで一日3万円」その他では株の自動売買というもののメディア先駆者的存在の長谷川雅一さんの一連の本や、3点チャージで有名な明地文男さんの一連の本などなどです。こうして並べてみると壮観ですね。内容はというと、まあたぶんアマゾンなんかの書評の通りです。恐らく情報商材系も似たようなものと推測しているのですが(こちらは一度も買った事がなく、ネットに落ちているものをたまに見る程度なので・・・笑)、こっちとの差はというと単に"値段"なんです。これらの本は1500円ぐらいなので(それでも10冊で1万5千円になってしまいますが)、中身が期待はずれでも許せるかなって思えるのですね(笑)。とまあ散々書きましたけど、実は現在も使用している株のシステムっていうのはこういう本からのアイデアの寄せ集めなんです。上記の本は、ほとんどがくだらないことばかり(失礼)ですが、どれも一二箇所ぐらいは私にとっては役に立つ記述がありました。「魔術師たちの心理学」などのように無意味なところがほとんど無いようなコストパフォーマンスの極めて高い本と比べることそのものがナンセンスではありますが、「~心理学」だけでは現在のようにはなれていなかったのだとも思っています。何度も書いていますが、投資本や商材、あるいはセミナー含めて、"それはその人のやり方"、"さて、自分はどうする?"って考えることがもっとも大切だと思います。これはほとんど断言できるかとも思いますが、そこで明かされているやり方通りにやってうまくいくことなんてほとんどゼロに近いとさえ思います。その理由は何度も書いているのでやめときます(笑)(おまけ)某巨大掲示板などでは、有料投資情報全般(本、商材、セミナーなどなど)について1.「本当にそれだけ儲かっているのか怪しい、納税証明を示せ!」とか2.「実際にトレードしているのか怪しい、実トレードの証拠を見せろ!」というようなカキコミが目に付きます(笑)まあ確かに実際にトレードしているのであれば"真実"ということで安心なのでしょうけど、ちょっと見方を変えると実際に大儲けしたので手法を公開したのであれば(つまり1の場合)、トレーダーとしてはあまり賢いようには思えず、単にマグレだった可能性が高いように思います(笑)。また自分も実際にやっている方法を公開する場合(つまり2の場合)も同様です。そうするとポイントとなることは公開しない、だけど少しは役に立つであろうと思うこと、あるいはその人にとって何らかの転機となったことを公開する、というほうが実際にトレードで儲けている人の話を聞けるということになってしまいます(笑)。つまり正直であればあるほどあまり腕は良くない、正直でないほど本当に腕の良い場合もあるという変な矛盾を生じてしまうように思います。というわけで私はそのやり方あるいはその人の話が真実かどうかなんて気にせずに、自分にとって役に立つか?立たないか?のみを判断基準にしています。でもそれ以前に"高いものはパス"ですけど(笑)