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テーマ:受験シーズン(578)
カテゴリ:雑
受験シーズンともなると、ちゃんと調べずに特急に乗ってしまい受験に間に合わないと泣きつく自業自得の受験生のために通過駅に臨時停車したことを美化したり、縁起物のキットカットやウカール、ハイレルモンが人気!!などのニュースが盛りだくさんです。
合格祈願菓子の走りであろうキットカットは、福岡弁の「きっと勝つとお」から来ているということらしく自然にすんなり入ってくるのですが、ハイレモンがハイレルモンとまでくるとちょっと苦しいですな。 キットカットみたいに掲示板で一般人が面白がって書いたような「楽しむ」という感覚より商戦に乗らんがためという感じがするからでしょうか。 しかしこれらは、子供や彼氏彼女に受験頑張ってと気軽に渡せるし、息抜きにちょっと食べるにももってこいだし、私たちの時代にあったタコの置物「置くとパス」みたいに受験が終わったらどうすればいいんだこれみたいに悩むこともない消えものだし、素晴らしく合理的だと思います。 さて、わざわざこんな時期に書くべきではないと思うのですが、洗剤をつけずに水だけできれいになるメラミンスポンジ「激落ちくん」なるものをご存知でしょうか。 「激落ちくん」。 これをキットカットやウカールの代わりにあげたら、キット一生恨まれること請け合いではないかと思うのです。 いやしかしここで逆に考えてみましょう。発想の転換、パラダイムシフトです。 我々の時代、つまり「置くとパス」とか弾くだけで字が上手くなる「エーカン」とかが全盛だった頃は、並んで幸福のネックレスみたいなものもかなり流行っていました。 佐藤敦啓(アツヒロ)見たさに必ず発売日に買っていたアイドル雑誌、POTATOとかDuetなどの広告でもよく目にしたものです。 その幸運のネックレスはとにかく熱い。 「大事に使っていてもいきなりネックレスの石が割れるということがあります。それはあなたに降りかかる不幸をこの石が身代わりになって吸収したのです。その時はお疲れ様と石を土に還してあげてください。」 という、死をもいとわない忠誠っぷりが印象的です。 さて話は戻りますが、「激落ちくん」はまさにそれ、幸運のネックレスの石そのものではありませんか。 代わりに落ちることでお前が受かるのならば、俺の身がいくら削れようとも、たとえ姿かたちがなくなろうとも一向に構わない。 きっと勝つとお、だから受かる!ウカールだから受かる!とか言うより、数段上のパワー、そして強い意志を感じるではありませんか。 ということで来年の受験シーズンからは、激落ちくん(特に激落ちキング)が強力なライバルとして商戦に加わることとなるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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