チャタテムシ類、産卵、2007年11月4日撮影
常緑樹の葉裏に生みつけられたチャタテムシの卵については昨冬に何度か紹介しました。最近になって同じような卵が見られるようになったので、そろそろ産卵の時期になったのだろうと注意していましたが、ようやく産卵の様子を見ることができました。1個産卵するたびにうろうろと歩き回り、また1個産卵するという特徴的な産卵行動でした。 以前に産んだ卵に糸をかけているところを見た種とは別種でやや大型の種でした。今見られる卵は全て糸をかけられていないので、卵に糸をかける種と糸をかけない種、それから黒っぽい卵を産む種の少なくとも3種がいるのだと思います。白い卵は孵化の時期にも白かったので、黒い卵はやはり別種なのでしょう。 写真の種は多分、卵に糸をかけない種。糸をかける種はもう少し遅い時期に産卵するのだと思います。