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カテゴリ:海外
今日は姪っ子のピアノの発表会があった。
かなりの人数だったし、一人2曲弾く子が多かったので、 全部で2時間以上かかったかな・・・ 印象的だったのは、目茶苦茶上手い子がいなかった事だ。 もちろん、音大を目指しておられるんですねという方が一人いたけど、 その演奏に感動するまでには、至らなかった。 アメリカで、ピアノやバイオリンの発表会に行くと、 結構、止まったり、とちったり、ほのぼの系から、 プロかと思われる、息を呑む演奏まで、色々と聴けた。 日本と同じように、大きくて上手な人も、もちろんいたが、 違うのは、ものすごい子というのが、小さい事だ。 アメリカの習い事は良くも悪くも、適当だ。 有名なバレエ学校とかは、違うようだが、 大体、教えてんのかいな?!みたいな大雑把な感じ。 準備に関して、結構簡単。 足りないものがあってもいいと言われたりする。 楽器なら、レンタル出来る事が多い。 バレエをするにしても、レオタードなども安い。 一口にダンスと言っても、クラッシックから、モダン、タップに ヒップポップ、南米系、フラメンコとかなり種類が豊富。 チェスやアートなどの文系も沢山ある。 金額的に、小学生までの子供に、 多額の費用がかかることは少ないと思う。 親としては、初期投資が少なくて済むので、ありがたい。 で、先生の教え方は、ゆったり、のんびり。 日本人としては、もっと、びしびししてくれたらいいのに・・・・ って感じだ。 そんな状態だから、普通の子は、ちっとも上手くならない。 でも、才能のある子は、手をかけなくても、自分で伸びてくるのだろう。 教師は伸びてくる子を見極めて、 その子には手をかけるのではないだろうか。 それは非常に合理的だ。 普通の子は、その内に辞めていく。 親も初期投資が少ないし、習い事は山ほどあるし、 やめる事に抵抗が少ない。 日本では小学生になってピアノを始めるとか言ったら、 もう遅いわよと言われるだろうが、アメリカでは 始めたい時が始めるのに良い時と考えてもらえると思う。 習い事という小さな事にさえ、お国柄が出ているのは、興味深い。 みんなでがんばろうね!と手をかけ、一人一人を引っ張って行き、 平均点以上を目指す日本と、 伸びる子をすくい上げ、その才能を伸ばす事に専念するアメリカ。 どちらにも、良い点はあるが、お金がかからない分、 私としては、アメリカ方式が好きかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/20 04:18:35 PM
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