028907 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

防災生活+時々アウトドア

防災生活+時々アウトドア

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2018.07.04
XML
テーマ:防災の話(1100)
カテゴリ:防災
​​
 これはあまり一般的でない備えかもしれませんが、私がテントを買うにまで至った経緯と、さらにキャンプを始めるまでの出来事です。

 生まれてこのかた生粋のインドア派で、太陽も山登りも虫もすごく苦手。(岐阜で育ったので、学校で山はかなり登らされました。実家も山深いので、これ以上ふれあいたいとは思えなかった……)
 アウトドアなど世界の果てぐらいに遠くにあった私が、テントを買おうと決めたのは熊本地震の被災地を見てのことです。

 熊本には叔母が暮らしていました。
 幸い家は無事で、畑に井戸もあったので生活には支障がないと聞いていいましたが、本当に余震がひどくて心配でした。

 震度7直下というとんでもない強さの地震が、立て続けに起きるなど聞いたこともなく、縦にへしゃげてしまった建物は衝撃的でした。
 テレビでは、二階建てがいきなり平屋になっている光景が映されていたのです。
 耐震構造も新築であることも、直下地震と地盤によっては守りにはならないのだと思い知らされた地震でした。
 避難状況を見守っているうちに、余震の多さと強さに屋内にいること自体が恐怖だと皆さん口にしていて、多くの方が車中泊を始めていました。
 避難所の屋根すらも恐怖になるなんて……。
 エコノミークラス症候群など、血栓のリスクが上昇し実際に被災からしばらく後まで、亡くなられた方が多かった記憶があります。(災害関連死といわれるものです)
 
 やがてたくさんのボランティアの方や、アルピニストの野口さんが声をあげてくださり、テント村が開設されていました。

野口健さんブログ 益城町テント村の報告と今後の避難所の在り方に関しての提言

 熊本に限らず避難所はかなり過酷だと聞いております。もちろんテント生活でも、被災された方たちは本当に大変な生活だと思います。
 それでも区切られた空間が保てて、かつ落下物のない場所で寝起きができる。
 もちろん一番いいのは、大きな車やキャンピングカーが最適なのでしょう。しかしそんなお財布はないですし、わが家は駐車場も平置きじゃない。

 これだけの災害となって、まずは自分が無事な保証もありません……が、無事だったときには手段が残されているほうがいい。

 キャンプでテント生活など一度もしたことがない私でしたが、状況を見ているうちにいつの間にかテントを買ってしまいました。
 なによりプライベートな空間があれば、ペットと一緒にいられるからです。
 さらにトイレは必須だろうと、座れる組立式のトイレ、さらにはトイレとしての個室もいるだろうと、ポップアップテントも買いました。
 この時点では、手元に道具があるだけで少し安心しました。

 もうひとつの想定としては、自宅避難だとしてもリビングには大きなガラス戸があります。そこが割れてしまったとき、フィルムが張ってあるので掃除は比較的楽かもしれませんが、修理はお願いしようにもすごく時間がかかるでしょう。
 ガラス戸のないリビングで暮らせるか? と思ったわけです。
 でも家屋が無事なら、リビングにテントを張ってしまえばいいかなと。
 雨風も防げて、最近ものはテント出入り口にメッシュも完備なので虫も防げます。


 最初に買ったのは、重量5キロほどの2ルームワンタッチテントでした。
 しかし2017年の正月に、義実家の庭でテントを試し張りさせていただいたところ、思わぬ力が必要で扱いづらいことが発覚。
 義父さんがアウトドアに長けた方で、本当に勉強になっています。
 それでも一度はこのテントでキャンプをして、屋外で寝るという体験をしてみねばと使命感に駆られて2017年の11月に初キャンプにでかけました。
(それまでにさらに簡易なワンタッチテントで、デイキャンプはしてみました)

 いざ兵庫県の山のなか、それもう奮闘しました。
 タープとテントを張り、ペグを打ちまくった。(鍛造ペグじゃないと無理な砂利地盤でちゃんとペグは買っていました)

 このあと1週間ほど、腰から背中、両腕がつかいものにならないほど疲弊しました。
そしてタープもテントも、出入りするのに中腰だったことがトドメだったのを実感。
 出入り場所の高さは意外に大事です。(しかし高さがあると風に弱くなるのがテントの難点)
 本当にいくらあっても困らないのは体力と腕力……これも痛感しまくりでした。

 さらに暗闇でどれほど音が伝わるのかは、おののくほどでした。
 夜中だと隣のテントのいびきはもちろん、少し離れたテントのひそひそ声、グラスをテーブルに置く音まで聞こえます。
 ほとんど眠れませんでしたが、平和な環境での新鮮な体験は楽しかったです。
 しかしこれが避難所だったらと思うと、一泊どころの状況ではないと思うとぞっとしました。(そんなことを考えてキャンプするのかと呆れられますが、体感することが目的だったので)

 さらなる快適なテントを求めて、さまよう日々が始まりました。
 まともな生活をするため、つまりは快適なキャンプです。
 立ったまま出入りできるテント、タープのポールは高く、補助ポールも欲しい。
 思い立ったら勢いのある私は、予算と状況からもろもろ検討して夫にも訴えまくって(すまない)コールマンの2ルームテントを購入。

※家が購入したのはこれのヴァーガンディ。購入したのは2018年1月だったのですが、2018年7月現在だと2万円ほど高くなっていました。本当に購入時期やタイミングでお値段まったく違います。

コールマン テント 大型テント ファミリーテント タフスクリーン2ルームハウス 2000031571 アウトドア キャンプ coleman

 ぶっつけ本番も恐ろしいので試し張りをせずにいられず、2月の小雪の舞うなかつきあってくれた夫に感謝でした。(撤収で吹雪いて泣いた。いつもすまない)


 そして3月には、新しいテントで念願のキャンプリベンジ。
 寒さも厳しいことはわかっていたので、石油ストーブまで持参しての湖岸キャンプでした。
 とてもとても楽しかったけれど、寝起きのテント内が0度というすごい寒さでした。(石油ストーブは念のため就寝時は消しました)
 
 一応電源使用できるサイトだったので、電気毛布と小さい電気ストーブも持ち込みました。電気ストーブで一番暖まっていたのは犬。

 電気ストーブはこちらが小さくて重宝しました。見た目以上にパワーがあり、かつ電力が小さい方で使えば200Wなのでポータブル電源でもいけそう。

【あす楽対応_関東】【在庫あり送料無料】
TOHO トーホー ビームヒーター キューブ 同社調べ400wで800w以上の暖かさを実現!転倒自動電源OFF機能 【冬物家電特集】


 この湖岸キャンプは愛犬も一緒にいきました。
 それまでにデイキャンプを何度か経験し、ササミを焼いて食べさせ、焼き芋を作ってもらえるなど楽しんでいたので、犬は基本的に野外イベントを気に入ってくれているようです。テントをたてるといそいそ入ってきます。

 厳しい状況の想定からテントを手にした私でしたが、いまはとても楽しい計画をたてるために、キャンプ動画を堪能しています。
 実際に、こうした経験はとても役にたつでしょう。
 夫婦そろってインドアで、野外生活などしたこともありませんでしたが、そういう意味でもいいプレ野外生活になって安心です。

 春先には私と母で近所でデイキャンプも。
 こちらの設営はほぼ私ひとりで行っています。タープの奥にあるのはお手軽なワンタッチテントです。
 春の山菜天ぷらなどを揚げて食べつつ、犬も一緒に焼き芋を楽しみました。
 


ワンタッチテント フルクローズ  送料無料 テント ワンタッチ 折りたたみ 簡易テント 簡易 簡単 軽量 uvカット 紫外線 メッシュ 防水

​​ このテントは3.5キロしかないので、持ち運びも便利ですし設営撤収も女性ひとりで楽々にできます。
 座るだけなら4人入れるかもですが、寝るならぎゅうぎゅうで3人。
 ゆとりをもって使うなら2人でしょうか。(子供さんならもっと余裕がある)
 なにより前後にメッシュがあり自由にフルクローズもできるので、虫も入ってこないし寝転がったりもしやすい。
​​ テントの床は布が薄いので、マットなりグランドシートは必要です。

 そしてBBQなどで炭を起こすのは、これまでは誰かがやってくれるという行事でしたが、ひとりでもこのアイテムさえあれば大丈夫でした。

 専用コンロがなくても、一斗缶の上に100均の焼き網などおいて、そこに着火剤→新聞紙→炭の順でいれて下側から火をつけて網の上に置いておくだけ。
 煙突効果で勝手に炭に火が回ります。そこから缶に炭を移すなり、BBQコンロに入れるなりすれば着火完了です。
 炭が捨てられる場所だと便利ですが、日頃いくデイキャンの場所がゴミが捨てられないので、わが家では火消し容器を使っています。

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
M-7570アルスター 火消しつぼ M


 日頃から火の扱いや、自分が道具を扱えるか知っておくことは私には必要でした。
 お子さんがいらっしゃるかたは、最初から道具までそろえなくても体験できる施設やイベントで楽しんでみるのをお勧めします。

 そんな流れで、私はアウトドアを始めました。
 結果的に、大量に場所をとっている防災用品はレジャー道具にもなり、いまでは服を選ぶより熱心に、キャンプ道具を眺めている日々です。
(夏物いらないからポリコットンのタープ欲しいなぁ、とか迷っているのが楽しい)


​​​​​ ​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018.07.04 12:11:44
[防災] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

軍手をはめて

軍手をはめて

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

防災

(14)

アウトドア

(2)

ペットの防災

(1)

防災雑談あれこれ

(2)

© Rakuten Group, Inc.
X