PS 1000pieces3
☆234
あわねばよいのに
なぜときあうのか
きかねばよいのに
なぜゆきかうのか
「秋風や なみだもよをす つまならむ をとづれしより そでのかはかぬ」

【B34 ヴィーナスの誕生】
☆242
どんなに誓ったとしても
僕のおもいがはれぬなら
なんども誓ったとしても
君のこころがかわるなら
「秋くれば 思ひみだるる かるかやの した葉や人の 心なるらむ」

【B42 収獲】
☆243
いちにのさんで
はじまった恋の
いちじんのかぜ
ふきいれる隙の
「をしなべて 草葉のうゑを 吹風に まづした折るゝ 野辺のかるかや」

【B43 クリエイティビティ】
☆244
つめたくのこる
あとをたどりて
まだ手にのこる
かれをさがして
「ふみしだき 朝ゆく鹿や すぎつらん しどろに見ゆる 野ぢのかるかや」

【B44 守護天使】
☆245
まだわからない
あきはきてるか
まだわからない
かぜはきてるか
「秋きぬと 風もつげてや やまざとに 猶ほのめかす はなすゝきかな」

【B45 ブレスオブラブ】
☆246
そのことばひとつで
心おれてしまうのは
そのおもいひとつで
生きるときめるのは
「いかなれば うは葉をわたる 秋風に した折れすらむ 野辺のかるかや」*246

【B46 放浪者】
☆255
すそにつめたく
のこるくさつゆ
みみにすずしく
さわるむしおと
「夕されば 萱がしげみに なきかわす 虫のねをさへ わけつゝぞ ゆく」

【B55 キリスト】
☆256
身にしみのこる
夏のあとさがし
肌におぼえある
秋のひをむかえ
「さまざまに 心ぞとまる 宮木野の 花のいろいろ 虫のこゑごゑ」

【B56 セントジャーメイン(サンジェルマン】
☆257
RENT レント
この世は 借り物
ならばと 急いで
この秋を 越えん
「秋くれば やどにとまるを たびねにて 野辺こそつねの すみかなりけれ」

【B57 パラスアテナ&アイオロス 】
☆259
その風きけば
はだえ恋しく
その香きけば
さとや愛しく
「夕されば 野辺の秋風 身にしみて うづらなくなり 深草のさと」

【B59 レディポルシャ 】
☆260
かくるる里の
哀しき夕べに
ひめたる恋の
現わる夜わに
「なにとなく 物ぞかなしき 菅原や 伏見の里の 秋の夕ぐれ」

【B60 ラオツー&クアンイン(老子と観音) 】
☆261
髪の香そえて
君まつものを
秋の音そえて
君ひくものを
「さまざまの 花をばやどに うつしうゑつ 鹿のねさそへ 野辺の秋風」

【B61 サナトクマラ&レディーヴィーナスクマラ 】
☆262
君にそまりて
我いろなくし
我がそまれば
君はさりゆく
「秋の野の 千草の色に うつろへば 花ぞかへりて 露をそめける」

【B62 マハコハン】
☆263
寂しき心に
露はこぼれて
涸れた心の
色をたどりて
「草木まで 秋のあはれを しのべばや 野にも山にも 露こぼる覧」

【B63 ジュアルクール&ヒラリオン】
☆264
気づきはしない
ここにいるのを
分かりはしない
きえてないのを
「はかなさを 我身のうゑに よそふれば たもとにかかる 秋に夕露」

【B64 ジュアルクール】
☆267
そのそわそわとした心は
だれがあなたに与えたの
このうつうつとした心を
なにがわたしに移したの
「おほかたの 露にはなにの なるならん たもとにをくは 涙なりけり」

【B65 神聖なる愛/小さきことの中の愛】
☆269
いつまでもあると
思わないであなた
いつきてもいいと
信じないであなた
「ときしもあれ 秋ふるさとに きて見れば 庭は野辺とも 成にけるけな」

【B69 鳴り響く鐘】
☆387
とうとうきてしまった
昨日のこだまはすてて
とうとうみてしまった
明日のことばをはって
「きのふこそ 秋はくれしか いつのまに 岩間の水の うすこほるらむ」

【B87 愛の叡智】
☆388
ひとつふたつの
にしきのなごり
とえにはたえに
ふまれるひかり
「いかばかり 秋のなごりを ながめまし けさは木の葉に あらしふかずは」

【B88 翡翠の皇帝】
☆390
きのうはたしかに
そこにあったのに
あなたはたしかに
みてたはずなのに
「ひまもなく ちるもみぢ葉に うづもれて 庭のけしきも 冬ごもりけり」

【B90 ウィズダムレスキュー】
☆393
いっさいがっさい
つれさるあらしよ
いつでもけっして
わらわぬあなたよ
「秋のうちは あはれ知らせし 風のおとの はげしさそふる 冬はきにけり」

【B93 ヘンゼル】
☆391
どこに生まれようとも
洗われねばならぬなら
なにに倦まれようとも
顕されねばならぬなら
「さまざまの 草葉もいまは しもがれぬ 野辺より冬や たちてきつらん」*391

【B91 フェミニンリーダーシップ】
☆392
あなたの放つこと葉に
力あることを知ってて
あなたの延べし手より
形になることを覚えて
「すむ水を 心なしとは たれかいふ こほりぞ冬の はじめをも知る」

【B92 グレーテル】
☆399
ひとりもいない
このしろき夜に
ひとりでいない
このひろきよに
「ひさぎをふる 小野の浅茅に をく霜の しろきを見れば 夜やふけぬらん」

【B99 大天使 ザドキエル】
☆400
ひとよふた夜の
恋いをすごして
ひとよふたりの
ときをすごして
「冬きては 一夜ふた夜を たまざさの 葉わけの霜の ところせきかな」

【B100 大天使 メタトロン】
☆435
このてにのこる
あかきこころよ
このせにやどる
あをきひかりよ
「かものゐる 入江のあしは 霜がれて をのれのみこそ あを葉成けれ」

【B035 親切】
☆436
おれてもおれても
哭くこえはかれず
ふしてもふしても
於くしもをといて
「をく霜を はらひかねてや しほれふす かつみがしたに 鴛のなくらん」

【B036 チャリティ】
☆437
なみのかずほど
うまれていても
みずのつぶほど
こころおいても
「あしがもの すだく入江の 月かげは こほりぞ波の かずにくだくる」

【B037 地上に舞い降りた守護天使】
うすきこおりの
まくをかさねて
*438
つきはこよいも
舞い降りて潜む
つきはこよいこそ
まいおりてひそむ
「夜をかさね むすぶこほりの したにさへ 心ふかくも すめる月かな」

【B038 吟遊詩人II/識別】
☆439
ひかりはどこへ
行ったのだろう
たなごころには
月がのこるのに
「いづくにか 月はひかりを とどむらむ やどりし水も こほりゐにけり」

【B039 エジプシャンボトルII/操り人形師】
☆440
つめたきみずに
ふれられるまに
いそがぬきみが
くちはてぬまに
「冬くれば ゆくてに人は くまねども こほりぞむすぶ 山の井の水」

【B040 アイアム】
☆441
しらしらとすごせば
くもりはてるまで空
さえざえとひかれば
熾きやどるのよ君に
「月のすむ 空には雲も なかりけり うつりし水は こほりへだてて」

【B041 叡智のボトル/黄金郷】
☆442
きみをかざしてみれば
すべてかがやくよそら
きみをすかしてみれば
すべていただくよかげ
「つららゐて みがけるかげの 見ゆるかな まことにいまや 玉川の水」

【B042 収獲】
☆443
ぱらぱらちるの
わたしのこころ
はらはらみるの
きみのあしさき
「月さゆる こほりのうゑに あられふり 心くだくる 玉川の里」

【B043 クリエイティビティ】
☆444
思いおこせとかぜがなく
おまえはひとりなのだと
忘れさるなとかみがなく
おまえとひとつなのだと
「さゆる夜の まきのいたやの ひとりねに 心くだけと あられふるなり」

【B044 守護天使】
☆445
まだ知らなかったのだ
ひと夜で君が変るのを
まだ憶えなかったのだ
無限に歩みが変るのを
「朝戸あけて 見るぞさびしき 片岡の 楢のひろ葉に ふれるしらゆき」

【B045 ブレスオブラブ】
☆446
みえるような気がするの
あなたが白くそまるのが
わかるような気がするの
わたしに風がとおるのが
「夜をこめて 谷のとぼそに 風さぶみ かねてぞしるき 峰のはつ雪」

【B046 放浪者】
☆447
この夜のふかさに
手をのべてごらん
かの夜のけしきに
身をむけてごらん
「さえわたる 夜半のけしきに み山べの 雪のふかさを そらに知るかな」

【B047 オールドソウル(古い魂)】
☆448
このよに幸いあふれるのなら
わがみを通しひろがるものを
このよの白きゆきをあつめて
わがてに降ろしまたながれん
「消ゆるをや みやこの人は をしむらん けさ山里に はらふ白雪」

【B048 癒しの翼】
☆450
碧き月より
舞いおりて
黒き髪より
立ちこめる
姿は幾たび
変わろうと
「たとへても いはむかたなし 月かげは 薄雲かけて ふれるしら雪」*450

【B050 エルモリア】
☆451
きみがあとを
辿りたいのに
年月のおりは
あまりに深く
「み山路は かつふる雪に うづもれて いかでか駒の あとをたづねむ」

【B051 クツミ】
☆001
ひとつ見ればみえる
小さきつぶとなって
今この谷をそめよう
ひとつ追えばおえる
事なきくいとなって
今この春へむかおう
「春のくる 朝の原を 見わたせば 霞もけふぞ 立ちはじめける」

【B001 フィジカルレスキュー】
☆002
つちにふれたゆきの
みるまにねつをもち
いまたにをはしるよ
ついにそえた御手の
みるまにねつをもち
いまこころはしるよ
「三室山 谷にや春の たちぬらん 雪のした水 岩たたくなり」

【B002 ピースボトル】
☆006
このみはいまだ
ふゆをしるのに
このめはいまだ
かれをみるのに
「山里の かきねに春や しるか覧 かすまぬさきに うぐひすのなく」

【B006 エナジーボトル】
☆007
めをこらしてみれば
わかるはずのものを
こころすませるなら
ふれるはずのものを
「けぶりかと 室の八島を 見し程に やがても空の かすみぬるかな」

【B007 ゲッセマネの園】
☆008
おきつしらなみ
ちどりなるごと
ながすしすみの
めがみなるごと
「霞しく 春のしほぢを 見わたせば みどりをわくる 沖つしら浪」

【B008 アヌビス】
☆009
あなたとわたしを
へだててるいろは
ふゆとはるのひを
わけてゆくかぜは
「わぎもこが 袖振山も 春きてぞ かすみのころも たちわたりける」

【B009 クリスタルの洞窟/ハートの中のハート 】
☆10
いにしえはぜひにと
もとめられた木々の
うつしよはきひへと
おとしめられた霞の
「春くれば 杉のしるしも 見へぬかな かすみぞたてる 三輪のやま本」

【B009 ゴーハグアツリー(行って木を抱きなさい)】
☆11
あるがごとくに
みえる人を惧れ
あるがごとくに
おもう己を畏れ
「みわたせば そことしるしの 杉もなし かすみのうちや 三輪のやまもと」

【B011 エッセネボトル/花の鎖】
☆51
そらまでそめる
はなのうすいろ
こえさえかおる
かぜのなみおと
「花ざかり 春のやまべを 見わたせば 空さへにほふ 心ちこをすれ」

【B051 クツミ】
☆53
手折らねば
つづく命と
知りながら
野におけど
去りぬ色と
しればこそ
「たづねきて 手折るさくらの あさ露に 花のたもとの ぬれぬ日ぞなき」

【B053 ヒラリオン】
☆118
しるとしらぬの
さかいめのごと
べにがふじへと
そめかわるごと
「いづかたに にほひますらん 藤の花 春と夏との 岸をへだてて」

【B018 エジプシャンボトルI/ターニングタイド 】
☆119
ひかるきみにも
架かるむらさき
いくえにいのる
咲けるうすべに
「九重に 咲けるを見れば 藤の花 こきむらさきの 雲ぞ立ちける」

【B019 物質界に生きる】
☆120
いろはこくとも
かわらぬものかは
としはふれども
たのめるものかは
「年ふれど かはらぬ松を たのみてや かかりそめけむ 池の藤波」

【B020 チャイルドレスキュー/スターチャイルド 】
☆121
ひとはあやまたず
不自己のかなしみ
ひとはまぎれなく
非自己のよろこび
「我もまた 春とともにや かへらまし あすばかりをば こゝにくらして」

【B021 愛の新しい始まり 】