オーラの泉・歌と子供・綾戸智絵さん 1.
昨年の二時間スペシャルに出演された綾戸智絵さんの回を、同じ歌手である中島啓江さんもご覧になっていらしたようです。中「綾戸さんとはお会いするのは今日が初めてなんです。でもあの番組をずーと観て最後に『あたし、この人と二十年くらい付き合ったことがあるかもしれない』って気持ちになっちゃったんです」綾「ありがとうございます」【オーラのアルバム】「綾戸智絵さん・真の歌い手」音楽のためにアメリカへ渡り、結婚、お子さんを生んでから離婚して帰国。本当に苦労して働き、子育てをしてこられたにも関わらず常にお子さんに対して申し訳ないという原罪意識を抱き続け、中学校の卒業式にさえ出席しないでおこうと思っていた綾戸さんは、ご出演後、大きく人生観が変わられたようです。綾「人に頼るということを覚えました。私はどんなに頑張っても女、息子は15,16歳。これからは、女親である私だけではない助言がいるので、近所の方々の助言を全部借りて、『男の意見を聞いておいで』『息子の年齢のときはどうだった?』と聞きながら。もうそれから楽になって。『お母ちゃんはお母ちゃんでいくわ。もう無理やり髭を生やしてお父ちゃんせんとくわ』と。その後、本当に楽で、肩の凝りがパーッと取れた感じ☆」江「卒業式に行かれていかがでしたか?」綾「行きました☆『どうもー、毎度!』という感じで行きました☆息子が出てきたら、目立つからいけないと思いながら、拍手をしたくて・・・。それでね、喜んでくれたんですよ。もう高校に入ったんですけど、あれ以来、『参観日に行ってもいい?』と聞く前に『お母さん、来てよね』と言われたので」国「嬉しいですね☆」綾「嬉しいです。口の周りがオープン☆といった感じで心の中で思っていることがぷわーっと出ます☆ステージでもオーラの泉に出たときの話をすると、お客さんが喜んでくれる。そのたびに思い出すことがひとつあって、今日、言わなければならないと思って。『息子を生むためにアメリカに行った』と江原さんがおっしゃっていたこと。まさしくその通りで、私はアメリカから帰ってくるとき、手の中にあったのは、実は息子だけなんです。他は全部アメリカに置いて、マンションの中にあったものも全部置いて、何もなかった。『何かこれだけ持って帰ろう』と思ったのが、息子です」美「だって何十億、何百億の値打ちのものでしょう?」綾「おおきに☆『これだけを作って持って帰ってくる』、その言葉通りだったから、当たるとか当たらないとかいうことを越えて、私の心の中にフタをしてあったことを開けていただいたような感じ」美「だってそれが、何百億、何千億のダイヤモンドに匹敵するものだから、それひとつで、あとはもう塵ですよ。世界に、宇宙にひとつしかない宝物を持って帰ってきたわけだから」江「それまではお互いに遠慮し合いながら生きてきて、これをきっかけに卒業式に行って息子さんも喜んだでしょう?親子なんて、お子さんは嬉しいに決まっています。何があっても親」国「VTRを観ると、途中でTVのことを忘れたお顔をしていましたね」美「あれはびっくりなさったのではなくて、自分の想念が、思い出が蘇る、『そうだよ!』と納得した顔なんですよ。その一番肝心なこと、前世からずっと思っていたことで、現世では忘れていて『おかしいな、おかしいな』と引っかかっていたことを江原さんに言われて、『そうなんだ!』と腑に落ちたんですよね」綾「だから、当たったとかじゃなくて。そんなものじゃないんです」美「思い出したのね」綾「そう。開けていただいた感覚・・・」美「当たるとか当たらないの次元じゃないのね」綾「それをいつもコンサートで言うんです」江「ただね、今日を境にもうひとつ進歩しなくてはいけないこと。せっかくそこまで理解なさったのだから、これからは喜んで仕事をするように、今までも喜んで仕事をしているけれども、自分に科しているんです。『やらねば、やらねば、やらねば!』って。それは、人さまのためであり、子供のためであり。でも自分のためが抜けている。自分のためにもやろうと思ったら、これから長く、息長く仕事ができますよ。いままで、長くやっていこうという気持ちがなくてどこかで『いつ燃え尽きるか』ということばかり考えているから『今日が最後かもしれない』、そういう妙な緊迫した気持ちで仕事をなさっていたでしょう?」綾「またもや『なんやねん、このおっさんはー!』またもや、えぐられたやないの☆」江「『今日が最後、やらねば!』とかね、自分を自分の奴隷にしてはいけないんです。これは私ではなくて守護霊さんなんですが、『ここまでじゃないか、ここまでじゃないか』と決めながら歌うと、自分でそういう風にしてしまう。『私はおばあさんになるまで歌う、楽しんで歌う』みんなと共に喜び合う、それくらい気楽な気持ちで。あのときも言ったじゃないですか。綾戸さん、歌を取っちゃったら、何が残るんですか?この世にお子さんを抱くために来たわけでしょう?魂の流れから、歌しかなかったでしょう?子供さんがいる事実、子供さんが消えますか?歌も消えますか?」綾「消えませんね」江「ということは、お子さんと共に歩むことは日常であって、歌ってゆくことも同じ。『これからおばあさんになるまで歌わせてもらいます☆』とやってゆけばいい」美「だから、愉しめばいいのよ。歌というのは映画と同じで異次元の中に行けるもの。映画館の中で違う世界に行って楽しめるように、歌っていうものはポンってテレポーテーションみたいに、異次元に入れるんですよ。歌の中で、自分でスッと愉しい世界に入れるんですもの。それを愉しめばいいんですよ」江「明日を考えないから、コンサートで全部の曲を入れたくなってしまうんです。『次もあるんだよ』と思ったら『今日はこの曲にしよう』とできる。けれども、綾戸さんは盛りだくさんに、『全部しよう、次は無いかもしれない』。次への楽しみも残さないと。お客さんは満腹もいいけれど、次にまた。この曲もいいけれど、またこの次のときはこの曲も聴きたい。楽しみを残してあげないと。いつ死ぬかも、やっていけるか、なんて思いながら生きているから、どうしてもそれが身についてしまっている。今日が最後、食べるのも今日が最後、って、毎日が最後で、いつが本当の最後なの?ということなんです。大丈夫。今度は、いつまでも歌う、いついつまでもご飯を食べる。ね?☆」明日に続きます。***フリーページに「オーラの泉の日記」リンクを作りました。よろしかったらどうぞ。