あなたには大好きな宝石がありますか?
相性のよい石や貴金属というのはあるようで、
私の場合はシルバーがそれに当たります。
肌が非常に敏感なので、プラチナ、金も長時間身につけると
皮膚が赤くなってしまう体質。
指輪やチェーンを譲り受けたり、いただいたりすることはあっても、
自分で購入するということはありませんでした。
心身ともに壁に当たり、八方ふさがりになってしまったことがありました。
困った時の神頼みもいろいろ試してしてみましたが、どうにもなりません。
あなたならそんなとき、どうされるでしょうか。
はい、私はそのとき「幸運を呼ぶアクセサリー」を自分のために買いました。
それはたまたま見ていたカタログに載っていたシルバーで、
イニシャルが形どられたペンダント。
アクセサリーそのものに力があるなどと、本気で信じていたわけでは
ありませんでしたが、身につけることで何故か心が落ち着きました。
宝石でも、手にしているとほっと和むものが、あるそうです。
私の場合は、それがシルバーだったのですね。
幸い、シルバーではアレルギーも出なかったため、
ずっとつけていることができました。
それからです。
少し自分を取り戻した私は、ずっと行きたかったライブふたつ、
一人で観にいきました。
それまでも、やろうと思えばやれたことに、自分で自分に
ブレーキをかけていたのでしょう。
それが、アクセサリーひとつ身につけることで、歩をひとつ進めることを思い出したようです。
学生時代はたくさん観にいっていたステージに、再び触れることができた喜びは
非常に大きかった。
アーティストと呼ばれる人から受け取る巨大なパワーに
大切なものを、取り戻した感覚。
ライブに行って二週間後、心身が落ち着き、自分を取り戻し始めたときに、
出会ったのがパートナーでした。
シルバーに会うまでの私は、自分を愉しませることを
すっかり忘れていたんですね。
装うこと、キレイをキープすることにも、心を背けて渇いていた。
シルバーという相性のよい貴金属を見つけたことが、
それからの出逢いの呼び水になってくれたようです。
いまも、シルバーは大好き。
集めたアクセサリーはほとんどがそう。
常に身につけているペンダントトップに心を和ませています。
「ジョージ・ジェンセン イヤーペンダント2005年」