小学校での読み聞かせで松谷みよ子さんの「日本の神話」を読んできました。
聴いてくれたのは、主に1-3年生。
「国生み」「黄泉比良坂」「三人の神々」「荒れるスサノオ」を。
いつもなら絵を見せるようにするのですが、今回の本は文章の方が多く、
リズム感のある言葉をどんどんと読み進めてゆきます。
不思議で、残酷で、奔放なストーリーが次々に現われ、
民話の元になったと思われる物語も。
イザナギが黄泉の国にイザナミを向えにゆき、止められていたにもかかわらず
その醜い姿を見てしまったために、黄泉比良坂を追いかけられるシーンなど
「三枚のお札」とそっくり。
【遙か彼方、星の生まれるところ】
「たゆたゆと(大地の元が宇宙に浮かぶさま)」、
「ごおろごおろ(大地の元をかき回すさま)」、
「がつがつと(イザナギが投げた葡萄の実を醜女が食べるさま)」など、
世界中でもっとも擬音語(オノマトペア onomatopoeia)が豊かとされる
日本語の美しさ、面白さも伝わったでしょうか。
休み時間は短く、最後のお話は途中になりましたが、皆一生懸命聞いてくれ、
「これ、どういう名前の本?」と尋ねてくれた子も何人か。
また、一緒に聴いてくださったお母さま方にも好評で、本をお貸しすることに。
(大人が読んでも聞いても愉しいかが、本を選ぶポイント。)
【谷川俊太郎氏 訳】 【天外伺朗氏 著】
「古事記」「日本書紀」などからこの本をまとめられた松谷みよ子さんは、
「いないいないばあ」や「ちいさいモモちゃん」のシリーズを書かれた方。
日本の民話を多数集めて刊行しておられ、その作品群は、先日、放送が再び始まった
「まんが日本昔ばなし」の原作にも取り上げられています。
【あなたは どこから いないいないばあ】
「まんが日本昔ばなし」
☆「源氏物語」を読めるのはいつの日でしょうか?どの帖がいいかしら☆
☆「
Dearフランキー」の絵本版も、あったら、ぜひ読みたいのです。作ろうかしら?とさえ。
フランキー視点の物語を再構築いたしますので、お気に召したらどなたか作画を☆
上記ふたつ、
【夢バトン】に追加です☆