ヨガ教室のお仲間と、3時間半に渡って人工呼吸・心臓マッサージ・
AED(自動体外式除細動器)の使い方を学ぶ機会を持ちました。
とても役にたつ体験でしたので、よろしかったらお読みくださいね。
まずはビデオを観てから、実習に入ります。
倒れている人を見たら
1 大きな声で呼びかけて意識があるかを確かめる。
2 意識がなかったら、そばにいる人を指さして「119番通報」
「AEDがあれば持ってくること」「医師がいれば連れてくること」を指示。
3 傷病者の額とあごを押さえて気道を確保。
4 呼吸をしているか調べる。(見て、聞いて、感じて10秒以内。)
5 呼吸がないなら、気道を確保したまま傷病者の鼻を閉じて、人工呼吸2回。
6 呼吸、咳、体の動きを調べる(10秒以内)。
7 呼吸、咳、体の動きがないなら、心臓マッサージ15回。
8 人工呼吸2回、心臓マッサージ15回を繰り返す。
人工呼吸と心臓マッサージは、空気の入る人物模型を使って。
四年前に地域の役員をしていたときに講習を受けたのですが、
今回、はじめは少しも息が入りませんでした。
きちんと気道を確保できるようになると、胸がふくらみ、空気が入っているのがわかるように。
(2ー3年に1度くらいで、再度講習を受けると良いようです。)
AEDは、最近になって救急隊員さんをはじめ、一般の方でも使えるようになった
心臓に電気ショックを与える機械。
ゆえに、前回の講習ではまだカリキュラムに入っていませんでした。
アメリカなど、広大な土地で救助隊の到着が遅いところでは、この機械がとても
普及していて、小学生でも使って救命した例があるとか。
空港などでは、歩いて一分以内にこの機械が設置されているところも。
心臓の動きが弱まると、救助が一分遅れるごとに生存率が20%下がるそう。
AEDが一般で使えるようになったいま、さきの万博でも命が助かった方がいらしたり、
今年に入って、心臓発作を起こされた市長さんが回復したりと、大いに役立っている様子。
AEDの使い方
1 電源を入れる。
2 衣服、体の水気、金属を取って、電極パットを胸に貼り付けたあとに、
ケーブルを本体に差し込む。
3 「傷病者から離れるように。」の音声メッセージが機械から流れて
心電図解析が始まるので、周りの人が全員離れるように指示する。
4 「電気ショックが必要です。」の音声メッセージが流れると、充電が自動で開始。
「除細動ボタンを押してください。」の音声メッセージが出たら、
再び、周りの人が全員離れるように指示して、ボタンを押す。
AEDを使ったことがまったくない方でも、音声に従がって操作し、
救命できた例がいくつもあるとか。
(アニメ映画の名探偵コナンで救助のシーンを観た小学生が、
見よう見まねで人工呼吸をして救命した例もあるそうです。)
楽天さんでも扱われていて、徐々に一般のご家庭にも普及しているAED。
消化器も、手軽にホームセンターなどで手に入るようになったので
こちらも安価になって、各家庭に備えられると安心ですね。
【AED自動体外式除細動器 ハートスタートFR2】
「
普通救命講習終了証」と、「
人工呼吸用のマウスパッド」をいただいて帰宅。
前回の講習時のパッドもバッグに入れていて、幸いまだ使ったことはないのですけれど、
今回、復習と新たな経験ができて、とても貴重な時間でした。
(マウスパッドがないときは、ハンカチやタオルで代用可です。)
15名ほど集まれば、消防署に講習会を申し込めるそうですので
皆さまも機会があれば、ご参加になってみてくださいね。