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カテゴリ:オーラの泉
俳優で映画監督で絵も描かれる奥田瑛ニさん。小学生のときからファンで
今回の番組を心まちにしておりました。 江原啓之さん・・・江 美輪明宏さん・・・美 国分太一くん・・・国 奥田瑛ニさん・・・奥 【スピリチュアル・チェック】 ☆好きな言葉・・・愛 ☆苦手なもの・・・奥さま ☆人生で一番辛かったこと・・・役者として売れなかった10年間 ☆1つだけ願いが叶うなら?・・・願わない ☆清々しい気分でいる場所・・・標高5000mのチベットの山村 ☆あなたの天職・・・紛れもなく、映画監督 ☆一番不思議な体験・・・18歳で東京に出てから数年間、幽霊とベッドをともにしたこと。 江原さんとは同じ合唱団で、公私ともにお付き合いがある奥田さんは、 「オーラの泉」をよくご覧になり、ゲストの方々を通じて、一緒に泣いたり、 そうだよ、と肯いておられるそう。 不思議な体験は、ちょうど俳優として売れなかった「人生で一番辛かった時期」に 当たります。 美「魔物は本当にいるの。怖いのよ。魔物を相手にしているときは、 その人の一番好みのタイプに変わるのね。 奥「真綿と雲とマシュマロよりももっと柔らかい中に横たわって マリア・カラス以上の素晴らしい声で誘う。気がつくまでは、絶世の美女で。」 魔物を振り払った翌朝、隣に寝ていた方の背中に爪あとが残っていたり、 ベッドや止まった時計が動くなど頻繁に起きるポルターガイストを恐れ、 部屋にある刃物などをすべて包んで、引き出しに封印したことも。 夜毎起きる魔物の訪問に体重は10キロ痩せたそう。 ☆ポルターガイスト 物質的な原因がないのに、物が動いたり、家具が倒れたりする心霊現象。 国「いつ頃消えたというか・・・。」 奥「役者として売れない中で、ノイローゼになって。夜中に、ああまた来たなというときに大声で、 『そんなに責めるなら、俺を一人前の役者にしてみせろ』と叫んだら、 天窓しかない部屋の壁に、人形(ひとがた)が現われて、それが真っ黒い着物に 髪の長い女性。それからそういった現象は起こらなくなりました。」 国「これは、土地についているものでしょうか?」 江「それもありますけれど、そのときの奥田さんの状況や波長が引き合ったということも あるのかもしれませんね。」 国「魔物って誰でも、人間の弱いときについてしまうものなんですか?」 美「その人の精神的なもの、清き川に清き水流れるといって、 汚い川には汚いものが流れる。 自分の中に要因があって呼び込むこともあるの。 それから綺麗な心だけで精神的に弱いとにつけ込まれることもある。」 奥田さんの場合は、弱くて優しくて、誰か手を差し伸べてくれないかしらという気持ちが 引き寄せてしまったようです。 江「それは、生きている人間関係も同じですよ。」 国「なるほど。弱っている人間に悪い人間が手を差し伸べて悪いように染めてゆこうと。」 江「そうやって同じ穴のムジナをよび合う。」 国「怖いですね、そう考えると。」 美「そう、だからいろんなケースがあるわけ。」 【宮本武蔵 完全版 DVD-BOX】 ひとつだけ願いが叶うとしても、願わないという信念は徹底していて、初詣にも行かれないそう。 奥「もし願いを持っているなら、何百、何千、何万とあって、一番の願いが 今なのか、将来なのか、わからない。だからそういうことは一切願わない。」 江「強いものに媚びるのが嫌いなんです。お願いするのは、しもべになること。 自分が努力、やるだけやれば、結果が出ると。」 奥「お願いしないって傲慢そうな言い方でしたけれど、ただひとつ、必ずすることは、 すべて『ありがとう』に置き換えるんです。うまくいってもいかなくても『ありがとう』。 そうなるとすごく気持ちがいいですよ。」 美「ひとつ段階が上がったのね。10年の売れない不遇な時期も、幸せのありがたみを 知るためだったのよ。白だけだったら、その中に白を置いても、その白さがわからない。 真っ黒なものを見て知っていると、それほど白くないものを持ってきても真っ白に見えるの。 うんと苦労を知れば、ささやかな幸せがどんなにありがたいかがわかるの。 ホームレスのようなこともなさって、ピンからキリまで知っておけば全部財産に、 引き出しになる。苦労は必要事項だったの。利休の頃からじゃありませんか?」 1989年の映画「千利休 本覚坊遺文」では、千利休の弟で、 茶道を追求する僧侶・本覚坊を。 最初は台本の一行目からまったくわからなかったそうで、 一年も前から茶の湯を習い、山に篭もって修行をされたという奥田さん。 板の間での正座も、はじめは5分もできなかったのを、2時間、3時間とできるようになり、 様ざまなことをひとつひとつをクリアしてゆくにつれて、知らなかったことが見えてきて、 引き出しが増えてゆくのを実感され、人生が変わっていくきっかけにもなったようです。 夕べたまたま放映されていました 【新・雪国】 明日に続きます。 ☆奥田さんの作品を最初に観たのが、NHK銀河テレビ小説・「憤激の恋」。 議員秘書のような役どころで、気弱ながらも色気のある男性。 当時、小学生だった私は、お昼の再放送も観るようにしていました。 中学生のときは彼のファンだといっても誰もわかってくれませんでしたが 高校に入って「男女七人夏物語」などがブレイク。 大抵、女性にもてる役どころ、そして伝わってくるのは私生活での破天荒ぶり。 あまりにも好きになると、見ていられなくなってしまうので 作品にじっくり接することはなかったのですが、 数年前、あるTV番組のスタジオ観覧に当選し、行ってみるとゲストが奥田さん。 それは「スジナシ」という番組で、鶴瓶さんとゲストの方が 台本なし、打ち合わせなしで、毎回変わるセットの中で、ドラマを繰り広げるというもの。 奥田さんは、私が行ったときはすでに1度出演されていたのですが、 前日にHPを見て、ゲスト候補数人のリストにあがっているのを確認。 祈るように足を運んだところ、まさにその人が目の前にいたのでした。 セットはあるホテルの一室。 板つきで部屋にいる奥田さんのところに、鶴瓶さんが入ってくる。 互いに、どんな展開になるのか探りあいながら、どうやら部屋が ダブルブッキングされてしまったというお話に。 奥田さんは、山の修行から娑婆にでてきたばかりで、女性の訪れを待っている様子。 なかなかやってこないところにイライラしていたのを、飛んで火に入る夏の虫が鶴瓶さん。 「山では男だけだったでよー(奥田さんは愛知出身)。」などと尾張弁で迫り、 山で覚えたというお経を唱えながら、怪しい目つきで、 やたらに凄みをきかせて鶴瓶さんににじり寄る。 鶴瓶さんはそんな奥田さんから逃れようと必死になるも、最後は・・・。 という展開、これすべて、即興芝居。奥田さんの役者ぶりに改めて感動。 実は奥田さんのご実家のすぐそばに住んでいるということもわかり、 収録後、すぐに帰ってしまわれようとするのを鶴瓶さんに呼び止めてもらって 握手をして帰りました。(もちろん、数日洗えませんでした☆) 【スジナシ 笑福亭鶴瓶×妻夫木聡×宮藤官九郎】 話の中で唱えられるお経は、「千利休 本覚坊遺文」で覚えられたものだと 即興芝居が終わったあとの対談でおっしゃっていました。 考えてみると、映画公開から10年以上たっても、修行が身に染みこんでおられたということ。 やはり人生を変えてくれた作品だったのでしょう。 ヨガでも、最初は座っているだけで腰が痛くなっていたのが、 だんだんと身に染みこんでゆきます。心身を繋げ、ひとつひとつクリアしてゆくうちに 見えてくるものがあるというお話、とても納得できたのでした。 ☆魔物の倒し方に似たような経験を小学生、ちょうど奥田さんのファンになった頃に したことがあります。 とにかく、気強く自分を保って毅然と決別するといいようです。 スジナシHP *** オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は 「精神美(オーラの泉など)」へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 15, 2006 06:11:06 PM
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