Beauty Source キレイの魔法

2006/10/23(月)22:24

想念と幸福・オーラの泉・フジコ・ヘミングさん.

オーラの泉(582)

フジコさんが両耳の聴力を失ってしまったのは、世界デビュー直前、貧しく暖房もない中で 練習していたため、風邪をこじらてしまったからだそう。 人前で演奏する道を絶たれたフジコさんを支えてくれたもうひとつの要素は、飼っていた猫たち。 ピアノを教えながら耳の治療を続け、左耳の聴覚は回復するも、1993年にお母さまは他界。 日本に帰国して開いた、東京芸大旧奏楽堂でのささやかなコンサートで認められ、 ピアニストとして本格デビューしたとき、その姿を一番見せたかったお母さまは すでにこの世にはいらっしゃらなかった。 【フジ子・ヘミング/ラ・カンパネラ 1973】 国「大ヒットするようになってから、生活は変わったんですか?」 フ「生活は変わらないですね。いまだにボロボロ、いろんなところもごちゃごちゃだけど、 そこから出て、御殿に住みたいとは思わないから。 そんなお金があったら貧しい人にあげたいからね。」 国「猫という存在は大きいですか、フジコさんにとって。」 フ「まさに招き猫ですよ。私、何にもお金なかったですよ。 世田谷から渋谷を毎日、自転車で行ってたんだから、電車に乗るお金無くて。 それが1999年2月11日に奇跡が起こったからね、それはまさに猫ですよね。」 国「人間といるより、猫といる方が楽ですか?」 フ「人間は難しいですよね。『口は禍のもと』って頭にきちゃうようなことばっかりですよ、 今だってね。」 1999年以来、フジコ・ブームが起きても、お金目当ての良からぬ方々とは、 一線を引いていらっしゃるよう。 フ「下心があるから寄ってきてるとわかると、嫌になっちゃうんです。」 いまでも猫を20匹は飼っていて、明日もまた行き場所がない猫が増えるかもしれないと おっしゃるほど、猫たちを助けていらっしゃるよう。 フジコさんの周りには、たくさんの猫たちがやってきているそうで、 その代表格が大きなトラ猫、足元にごろんと横たわっているとか。 【Esprit de Paris】 江「特にいま来てる猫ちゃんたちはドイツの頃のです。」 フ「私が教えてた大百姓さんの家の母猫が、素晴らしく綺麗なトラ猫だったので、 子供ができたら下さいって。それが1981年かな。それからすごく幸せになった。 猫を毎日かごに入れて歩き回って。教えに行くのもどこに行くのもいつもそれを持って。」 江原さんによると動物も恩返しをするそうで、ときには人間よりもその傾向は強いと。 フジコさんの飼っていた猫たちはこの世を去った後も味方となってくれているようです。 国「ピアノを弾くのに、一番大切なことは何ですか?」 フ「やっぱりここ、ハートですね。神さまにいつも『間違えないように、うまく弾けるように』って 祈るには、はやり清らかでないと助けてくれない、聞いてくれませんよね。」 美「癒しとか、いろんな人たちをなぐさめたり、励ましたりとか、 いろんなことの想念で弾いていらっしゃるでしょう?」 フジコさん、うなずいて涙ぐまれます。 【地球交響曲 ガイアシンフォニー第四番】 国「美輪さんも同じ?」 美「そうですよ、そりゃあ同じですよ。」 フ「いつかもストックホルムで一生懸命練習してたら、外で大工さんが3日くらい仕事をしてて。 私がちょっと外へ出たら『ミュージック♪、ミュージック♪、ミュージック♪』って 踊っているのよね。彼らには私が何を弾いたか、わからないに決まっているわよ、 そんなことはどうでもいいわけじゃない。うれしくて、踊りたくなっちゃうような。 ああ、これだって私はやっぱり思ったわね。これが音楽なんだ。何も理屈でね、 ああでもない、こうでもない。そんなのは音楽じゃないじゃない?批評家のためにね。」 美「音楽という字がそうですよね。音を楽しむと書く。」 フ「そうよ。」 国「本当ですね。」 【紙のピアノの物語】 フジコさんの音楽を聴いて踊りだすのは、人間だけではないようで、6ヶ月間飼っていたハトが、 コサックダンスのように足を上げて音楽に合わせるということもあったのだとか。 美「ハメルンの笛吹きという童話がありますね。」 動物も音楽を楽しんでいるのですね。 太一くん、お二人を羨ましそうに見て、江原さんは「私が歌うと犬がハウスしちゃいます。」と☆ フジコさんの前世はイタリアのジョバンナという名の女性。修道女になるも、恋に落ちて 修道院から逃げて信仰を捨て、相手のもとに。関係はうまくいかずに別れ、 罪悪感を抱いた流浪との生涯を。故に、信仰を貫いてあがないをするのが今世。 信仰があったから、今がある。常に聖母マリアからの救いの手があり、 メッセージを受けていたので、堕ちないですんだと。 情熱家であり、人を愛するとすべてを捨てて尽くす方。それでも恋愛運がないのは、 前世で信仰を捨てたことに対して、魂に歯止めをかけるため。 【祝魂歌】 補助をしているのはお母さまでピアノの才能を授け、成功を支えているよう。 「人を癒す、聴かせるために生まれてきた自分の娘の出番はまだか。」と待ち望み、 生きているうちに願いは叶えられませんでしたが、今は別の形で、フジコさんをご覧になり、 ご成功をもっとも喜んでいらっしゃるそうです。 フジコさんのオーラの色は紫。 江原さんと最初にお会いしたときはこだわりのシルバーと英知の金が強かったそうですが、 人と接する機会が増え、恐怖がなくなったことにより、情愛も強くなって紫が出てきたのだそう。 美「正負の法則、プラスとマイナス、陰と陽。何か悪いことがあればいいことが起きる。 いいことが起きれば悪いことが起きる。その繰り返しが正負、地球の法則でね、 フジコさんはベートーヴェンと同じでね、耳がだめになる、孤独になる、いろんなことで 人々には裏切られる、誰も信じられない、世の中全部、敵に回したっていうところがあって。 それが晩年になって正が来たわけじゃないですか。 そうすると全部敵だらけだと思っていたのが、今度は正に回ってきて、味方になってきて、 栄光があって、それを取り戻して。そうすると、あ、人生まんざらでもないんじゃないかって、 いろんなものが許せるようになるんですよね。 そうすると、自分も人も世の中もいろんなことを愛せるようになるんじゃない。」 フ「『罪を憎んで人を憎まず』、私、本当にそうだと思うわね。」 美「だからそれが紫になって出てきたのよ、多分ね。」 「紫の履歴書」を著すことができた美輪さんならではのお言葉ですね。 【紫の履歴書】 守護霊は、琴を弾く十二単の女性と能楽師。 フ「私の母方の本家が、岡山の琴の師匠なんです。」 お召しになっている着物も、能衣装の亀甲柄で、これも故あってのこと。 フジコさんからお母さまのメッセージは 「一緒に住むのはごめんだけど、また会いましょうね」とのこと。 フ「私は前世、未来、永遠の命を固く信じていますからね。 だから皆さんにそういうことを信じて欲しいですね。神さまはいつでも見てるし、 この世の、人生は一回じゃないから、うまくやりなさいと言いたいです、変なことをしないで。 私なんて50歳になるまでTVがなかったんですよ、本当に。 今の人はみな携帯を持たないとすまないじゃない? 人間なんて食べるものがちょっとあったら健康で生きてゆけるのよ。 神さまはいつも助けてくださるのに、どうして人間は、もっともっとってやるのかな?」 【運命の力】 美「不平不満ばかり数えて、感謝することの方もいっぱいあるのに、そちらを数えないのよね。」 フ「人が持ってたら羨ましがって、自分がそれを持っていないと 不幸せだと思い込んでしまうことがとんでもないことでね。」 美「自分の中に幸せも同じ量だけあるのにね、そっちは見ようとしないのね。」 国「いや、僕、すごい番組をやってるなー。」 フジコさん、可愛らしく、お辞儀をされます。 栄光までの数十年の間に得られた、深いお話の数々でした。 太一くん、たくさんの質問を用意してくださって感謝します☆ そして皆さま、読んでいただいてありがとうございました。 *** オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は 「精神美(オーラの泉など)」へ

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