小学校の伝承遊び企画で姉さま人形作りをお伝えしてきました。
はじめに試そうと思ったのは「紋切り遊び」。
先月、お伝えした紋切りのことを知人に伝えると、
小学校で地域の子供と大人が触れ合う三世代交流企画で行って欲しいとのこと。
いつも子供たちとのアートなイベントのお手伝いをしてくださる方が
おそらく同じ本に惹かれているではないかしら(通う本のテリトリーが同じなので☆)と
思いながらお話を伝えると、やはり、その方もまったく同じ「紋切り遊び」の本を
持っていらして、ひとしきり遊んだところだそう。
これでとんとん拍子に話が進み、伝承遊びにふさわしい「紋切り遊び」がまず決定。
来年の春あたりにでも企画しようかしらと思っていたのが、思わぬ早さで実現することに。
「本とアート三昧の日」
さて、「紋切り遊び」の準備をしつつ、「オーラの泉」を観ていましたら、美輪明宏さんより
「千代紙交換とかね、姉さま人形とか。」と、和の遊びについてお話になりました。
小学二年生のときの担任の先生が折り紙をよくお教えくださったこともあり、
また学習雑誌に「姉さま人形と千代紙」の付録があって遊んでいたこともあり、
長じてからも千代紙を常備して、海外の方にお会いすると
薬玉などを作ってプレゼントしていることなどがつながり、
気がつくと友禅和紙を取り出して、小さな姉さま人形を、手が勝手に☆作っておりました。
「和の文化と充足感・オーラの泉」
はじめはお顔の部分にアイスクリームのスプーンを使っていたのですが
襟元が決まらず、いまひとつ可愛らしくできません。
そこで、ふと思いついて綿棒を使ってみたところ、可愛い☆
母がなにやら和紙と遊んでいる横で、子供も「どう折るんだったっけ」などと
いくつも鶴を折りはじめ、みるみるテーブルの上は紋切り型と、姉さま人形と、折鶴だらけに☆
これは小学生の子の意見も聞いてみようと、早速近所の小さいさんのところに行って
紋切りと姉さま人形を体験してもらいます。すっかり気に入ってくれたので自信を得て、
このふたつを「伝承遊び」のラインナップに加えてもらい、当日を迎えました。
教室に入って机を並べ、準備をしていると、次々に子供たちとお母さま方が来てくれます。
細かい作業なので、小学生の子たちにはどうかしらと思っていましたら、
かえって小さい手の子供達の方が上手にできることも。
ご一緒していた80歳前後の方々にも作り方をお伝えしたり。
最初は紋切り型と同じ机の島で作業をしていましたが、
どんどん増えてスペースがなくなったのでお隣の開いている場所に移動、大盛況になりました。
【姉さま人形の作り方】
まず、着物と帯と半襟を選んでもらうところから。
呉服屋さんの店先にいる感じにしたいなあと。
(千代紙は、先月訪問した京都・嵐山にて購入☆)
本体の綿棒一本と、髪の部分の黒い和紙でワンセット。
着物の千代紙の白い方に、のりで半襟をつけます。
綿棒を真ん中にセットして、お着物を着せるように折ってゆき・・・
襟合わせ、裾合わせも、お着物と一緒、何度もトライするとキレイに決まってきます。
帯を巻いて裏に返して、少し糊付け。(べったり帯全体に糊をつけるのではなく、
筒状にして動くようにおくと、お着替えができます☆)
黒い和紙で髪を作って・・・
麺棒の後ろ側に糊をチョンとつけて、お顔が完成。姉さま人形ができました。
お着替えをしたり、本に挟むしおりにしたり、
箸袋や年賀カードにしたりと、紋切りと一緒に愉しく遊べます。
よろしかったら、お試しになってみてくださいね。
おまけ
紋切りは型にそって切ってゆく遊びですが、ちょうど準備をしていたときに
自由に切ってゆく「切り絵」アーティストの方の番組を拝見。
面白そうなので、こちらにも挑戦してみました。
布にプリントして小物やお洋服を作ったら、愉しそうだとお思いになりませんか?
「地域交流お花見の会」
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