風俗博物館の、光源氏が舞うすぐ隣の池には、龍頭鷁首(りゅうとうげきす
鷁・げきは鷺に似た中国の想像上の鳥)を刻んだ双胴船(そうどうせん)が浮かび、
それぞれ唐楽(左方)と高麗楽(右方)を奏する楽人達。
緑の装束の方が高麗楽、朱色の方が唐楽の楽人達の人形です。
ちょうど午前中に訪問した京都御所での雅楽演奏では
まさにこういった衣装を纏い、楽器を携えた楽人の方々を拝見でき、再会する形に☆
朱色の唐楽の方には、丸い銅鑼のような楽器が見えますね。
これは御所でも見かけました。
【楽人のお人形】 【御所の楽人】
装束がよく似ているので、嬉しくなってアップを撮影。
御所の楽人たちは風のように去ってしまわれましたのでようやく溜飲をさげました。
「秋の京都へ2・雅楽と紫宸殿」
撮影といえば、風俗博物館さんでは、いくらでも写真を撮ってよいのです。
受付ですぐに「撮影はご自由にどうぞ。」というありがたいお言葉。
おかげさまで、こうしてご紹介させていただけます、感謝いたします☆
池のほとりでは、光源氏の舞う青海波(せいがいは)を演奏する人々。
【楽人・反鼻】 【龍笛・琵琶】 【篳篥・反鼻・笙】
紅葉賀(もみじのが)は、帝の御幸という盛儀のため、地下人と並んで、
身分の高い殿上人も参加。
龍笛(りゅうてき 横笛)と笙(しょう)を吹いているのが殿上人。
反鼻(はんぴ)は、木製で拍子を打つ楽器だそう。
館内で流れている東儀秀樹さんの曲が、こちらほど似合う場所はないでしょうね。
【雅楽〈天・地・空~千年の悠雅~ / 東儀秀樹】
博物館の方にお聞きすると、御所で雅楽を演奏されていた方々は公務員たる雅楽師ではなく
普段は会社員や医師など、通常のお仕事についていらっしゃるのだそう。
「皇居と違って、こちらでは雅楽師がいつも必要なわけではないので。
一般公開のときなどにボランティアで演奏してみえるんです。」とのこと。
お勤めではなく雅楽を演奏できる方が集まる古都、やはりどこまでも深遠な街ですね。
続きはまた
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