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カテゴリ:オーラの泉
ご長男が生まれたことも、回復への力になったようです。
西「すごく不思議ですね。その日は軽いんですよ、体が。 体も軽いし、よくしゃべりもできる。『あ、これは何かあるな』と思って そこから頑張ったら、またどんどん良くなって。 そうすると、自分に自信がつくじゃないですか。 その時、たまたまドキュメンタリーとかいろいろなのを観て 『もっと大変な人がいるんだ』と思った時に自分は 『やることはやろう』という風に思ったのかな。 死に対しての、これからの付き合い方とか。 それは生きることを、三日でも四日でも、十年でも二十年でも 楽しく一生懸命生きることだ、ということを感じるんですね。 それまでは、鳥のさえずりを聞いても『いいな』と思ったことはなかったですけれど やはり変わってしまうんですよ。 それから子供や女房に対する考え方も、ものすごく変わりますね」 ![]() 国「病気になる前というのは…」 西「やはりどちらかというと、考え方が亭主関白風だったと思います。 それが何と言うんだろう…普段怒るところを、そうじゃなくて 『聴く耳を持ってあげたらどうなるだろう』ということを、自分で試し出してゆくんですね。 例えば、マネージャーと何か言い合ってもそうだし、女房とでもそうだし 『何で怒っているんだろうな?』という、そこから入るわけ」 国「自分でも驚く部分というのはありますか?」 西「『俺はこんなに変わるのか』信じられない位ですね。それは 『歳をとったから、齢を重ねたからかな?』と思ったんだけど やはり病気が大きいんじゃないかな。 病気をした後に、知ってからの、折り返してからの歩き方が ちょっと変わってきたような感じがします」 美「いろんなものが見えてきたんですね」 西「そう、本当に」 国「リハビリを経て、万全な体調に戻った時に、一番嬉しかったことって何ですか?」 西「自分が子供と一緒に遊んであげられることとか やはり健康でいろいろやっていることですよね。 健康であれば、何もいらないですよね。もう、何でもできると思いますよ、僕は」 国「本当に些細なことがもう嬉しくて…」 西「そうです。だからさっきの、コップを持って、ここに持ってくるということが 当たり前だと思うけれども、当たり前じゃないということを、経験しちゃったものですから。 『食べること、美味しいな』『つかむこと、素敵なことだな』ということを感じるわけです。 そのために、箸で豆をつまむような練習を、ずーっと何年もやるわけですよ」 ![]() 美「だから本当の幸せというのは、いつも私が言うように 真っ黒のそばに、生成りのものを置いても真っ白に見える。 ところが黒を知らないで、ずっと中途半端な生成りで来た人は 横に真っ白のものを置いても、その白の白さがわからないの。 それと同じで、いろいろな苦しみとか、挫折とか そういうものを知ると本当は幸せなんだけど 『何でこういうものが幸せなの?』と思っていたのがひどい目に会ってみると 『あ、こんなことも幸せ。しゃべられるのも、幸せ。見られるのも、幸せ。 歌えるのも、幸せ。歩けるのも、幸せ』 だから、幸せな人だらけなのね、本当は世の中の人は。 視聴者の皆さんも、みんな幸せだらけなの。 だけど幸せだという風に、全然思わないのね、見過ごしているから」 西「それをやっと感じたんです」 国「奥さんは妊娠しながら、西城さんの面倒も大変だったと思いますけれど…」 西「僕には絶対、言わないんですが、人から聞いた話では 『ものすごくうろたえたんだけど、子供もいるし、しっかりしなきゃいけない』と 思ったらしいですね。それがあるから、頭が上がらないんですけど、それは感謝してますよ」 国「もし、結婚してない状況で…」 西「死んでますよ、多分。結婚してなかったら、死んでましたね、間違いなく。 あの…結婚してるから、あの病気にもなったけれども、違うことも得ましたからね。 『あ、こうやって生きなきゃいけない』という。 やっとまともな考えに、少しなってきたところもありましたので。 ただ、早いうちにいろいろな病気になって、まあ良かったかなと 今は思っていますけれども」 日本医科大学神経内科・片山泰郎教授のお話 ☆ どんな人が脳梗塞になりやすいのか 「高血圧、糖尿病、高脂血症といった方は、もっとも起きやすい方ですね。 そのほかに、肥満、メタボリックシンドロームというものも 気をつけなくてはいけない因子ですね」 ☆ 脳梗塞の予防法 「栄養バランスの取れた食生活、充分な運動、それから水分をこまめに 充分摂取していただくということが、脳梗塞の予防に繋がると思います」 ![]() 江「これは一つ、夢物語と思ってください。 秀樹さんはね、今生においては大スター、スーパースターだけれども スーパースターって大変だと思うんですよ。 だけど、あまり苦じゃなかったんじゃないかな、というのは変なんですけど… 前の生では、いわゆる武将みたいな人、中国とかの方の景色で すごく凛々しいお殿様なんですよね。逆に言うと、そっちの方は慣れているんだけれども 下々というか、そっちの方がね…。先ほども 『何でそう怒るのか』とか『悩むのか』ということが あまりわからないということがあって…」 西「そうですね。だから本当に、ちょっとしたことがわからないんですよ。 それを最近、自分は感じ出して…『何で?』という。 逆なんですよ、人よりも、逆に戻っている。ある意味で、パートナーである女房に まともなことを少し教えてもらったようなこともあるんですね」 江「実は病におけるメッセージがあって、それは親としての気持ちもそうだし 夫としてとかも。要するに、弱い人の気持ちを全部学ぶために。 私は映像で見えてびっくりしたのが、さっきも言語指導の話もあったんですけど その他のリハビリにおいても、あの…スーパースターだった人が 他の患者さんとかいろんな方に接するって、すごく辛いものがあると思うんですよ。 一患者さんに、ちゃんと徹してやったんですね」 西「そうなんですよ。本当に、何だかそう思えちゃった。 だからそのときの自分が一生懸命だったので『結構、俺、好きだな』ていう… その気持ちが、毎日リハビリをしようという風に、良くなるから頑張っちゃうわけですよね。 それも不思議なんだけど…」 ![]() 江「当然、いろんな患者さんがいて、自分も一患者として 『はい』って従うって、結構スーパースターの方というのは 私の想像ではやはり大変なことだと思うんだけれども 全く素直に応じていらっしゃる映像が見えて。 少し話は戻りますが『幽体離脱もどき』。秀樹さんはね、例えは難しいんだけれども… 『オペラ座の怪人』ってミュージカルがあるんですれどね、あの主人公の女性のように いつもレッスンを受けているわけですよね、何かこう…催眠術がかかったみたいにして。 それと似ていて、そういう経験をしながら、大ヒット前にそういう現象が いろいろ起きているんです、常に。何曲もヒット曲をお持ちだけれども、その都度 ブレイク前というと、必ず何かこう…ちょっと特殊な感覚になったり、見えたり感じたり…」 西「ああ、その通りです」 江「でしょう?何かがこう…だから恐怖にもなっちゃうかもしれない、 意味がわからないから」 西「自分でもわからないんですけれど、何が何だか…」 江「大きな波が襲って来るような気分になったり、そういうことがあって。 だから幽体離脱というのも、そのときにいろいろ起きているのは、実はある種、 教育を受けているところがあって。だから 『導かれてのスーパースター』だったんですよ」 オペラ座の怪人 ガストン・ルルーの小説を、アンドリュー・ロイド・ウェバーがミュージカルに。 パリのオペラ座の地下に棲みつく類まれなる芸術家・ファントムが 新人歌手・クリスティーヌをプリマドンナに導く哀しくも美しい物語。 ☆ 番組内で流れたのは、2004年に制作された映画に登場する名場面。 守護天使として振舞うファントム(ジェラルド・バトラー)の力によって 初主演したクリスティーヌ(エミー・ロッサム)の舞台が成功した後、 礼拝堂で祈る彼女に彼が賞賛の声をかけるシーンと、 地下の芸術の殿堂に誘われたクリスティーヌが、 ファントムから共に至高の音楽を目指そうと望まれるシーンでした。 麗しい音楽と映像が満載の作品、ご覧になっていない方はぜひ☆ ![]() 「オペラ座の怪人」およびジェラルド・バトラーのファンのの皆さま、 「聖なる怪物」以来の嬉しいサプライズでしたね☆ 「オペラ座の怪人の日記☆」 江原さん、「オペラ座の怪人」を例えに出して下さってありがとうございます☆☆ 番組スタッフさん、一番美しいシーンを映して下さって感謝いたします☆☆☆ 続きます☆ 「オーラの泉の日記」
Last updated
March 12, 2008 11:30:47 PM
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