高山行きの一週間ほど前、「そらナビ」という番組を何気なく観ていましたら
到着予定のまさにその日に「雪が降る」と予報士さんが宣言されていて。
「スタッフさん、当たるか当たらないか確かめに、わざわざ中継に行かなくてもいいですよ、
ちゃんと降りますから。でも行くんでしょうね☆」と言っておられたのを
「できれば的中しませんように」と願っていたのも虚しく、やはり雪に。
「もしかしたら、中継に行き当たるかもしれないわよ」と夫に話しながら
みぞれ降る上三之町を進んでゆくと、案の定、カメラを抱えた方たちと
人力車の車夫さんがテーマソングを練習しているところに出くわします。
♪おーい空よ~♪(だったかな?)
ほんとうに寒い空のカケラが降ってきていましたのに、
とても元気な方々でした☆
元気といえば、夫もかなり足早に進んで行きます。
実は彼のお目当ては名物・牛刺し握り☆
お寺巡りをする直前に、飛騨牛の精肉屋さんの店先で
女性達が注文していたのを横目にしていたのですが、
「後で食べよう」と目論んでいた模様。
宿では夕餉が待っているはずなのですが
美味しげなものには勝てません☆
一緒に注文したのは、牛肉コロッケ。
こちらも寒い日にはことのほか身に染みました。
ほどよい距離をてくてく歩いて、ひだホテルプラザさんに戻ります。
宿を選ぶ条件のひとつが、露天風呂に入りたいという夫の希望を満たすことで
チェックインの後はすぐ、眺めを愉しんだようでした。
私はといえば、ホテル内の海外からの訪問客の多さに驚きます。
街なかにもたくさんの方々がいましたけれども、エレベーターに乗るたびに
違う国の言葉が交わされていて。
東洋系の方々は、一緒にいる人かドアの方を向いて、こちらの顔はあまり見ませんけれども
オーストラリアからと思われる二人の女性は、しっかりと目を合わせて微笑まれたので
にっこりと微笑みかえします。
湯船の中では、褐色の肌の女性群がわいわいと歓談していて。
一番最後に入ってきた女性がタオルを巻いたままだったので
お仲間にたしなめられ、文句を言いながら従ったり。
一番近い位置にいる女性が、やはりしっかりと目を合わせて笑みを送ってこられたので
同じくきっちりと笑みを返しました。
お夕食は五時半から始まります☆
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