「美輪明宏の青春 愛とロマンの銀座」。
昭和10年に長崎で生まれた美輪明宏さんは歌手になるために16歳で上京、
プロとして初めての舞台に立ち、多くの文化人との交流を深めたのが銀座なのだそうです。
お三方が通りを歩いて登場です。
国「さあ、今日はですね、銀座に来ました☆ということで…
この三人がロケに出るっていうのは初めてですよね☆頭からやるっていうのは…」
美「そうですね」
江「頭からはね、ないですね」
国「美輪さんにとって銀座って、どんな街ですか?」
美「まあ庭ですね☆」
国「庭ですか!」
美「はい☆…40年間、銀座7丁目の『銀巴里』っていうライブハウスで…
16から出てたんですもん…でも、どんどん変わりましたからね…」
国「変わりましたか?」
美「もう…まるで変わっちゃった」
最初に訪ねたのは、銀座七丁目。
国「まずはじゃあ何処に?」
美「あのね…物凄く不思議なね…スピリチュアルスポットがあるのよ…それ、私ね、夢で見たの…
『豊岩稲荷(とよいわいなり)』と…はっきりこう…看板が見えた、文字が見えて…
そして物凄く広大なね、神社が見えてね…で、それで本当にあるかどうか来たら…
(『豊岩稲荷神社』と書かれた石碑を指して)これがあったのよ」
石碑は人一人がやっと通れるような細い路地の入り口に立っています。
国「(路地を指して)今はもう無いんですよね?」
美「あるんですよ」
国「え?これ、あるんですか?ええー…」
美「ちょっと行きましょう(先頭に立って狭い路地に足を踏み入れて)」
国「はい…これ…無い感じがしますよね、石碑だけあって…」
美「(お社の前に来て)ね?」
江「あ、本当だ…」
オーラスポットは、ビルとビルの間に佇む「豊岩稲荷神社」。
朱に塗られた建物の入り口の両脇には小さなお稲荷さん、
奥にはきちんとお神酒が供えられています。
美「(お賽銭箱の透明のフタを開けて)ここにね…ほら、フタが付いてるの、お賽銭箱に。
(丁寧にお金を入れて)はい、入れますね☆」
国「貯金箱みたいですね☆」
江「本当に☆」
手を合わせる中、江原さんが奥をじっと見始めました。
国「何が見えているんですか?」
江「龍!」
国「龍?」
江「龍神系ですね?」
美「そうそう…」
国「へえ…」
ここで美輪さんが「豊岩稲荷神社」についてのエピソードを。
美「…で、友達と二人だったのよ、歌い手さんの。それで拝んでてね…拝み終わったら…
友達がね、拝んでいる最中に『あれ?!』って言うのよ。『どうしたの?』って言ったら
(空を見上げて)『鳥が今、二匹飛んでいった』って言うの。
『夜…あなた、銀座に鳥が飛ぶわけないでしょ』って言ったの。そうしたら
『尻尾の長い真っ白い鳥がね、回って向こうへ行っちゃった』って言うの」
国「それが龍っていうことですか?」
美「だからその龍神さんが、そういう形で見せたのよ…(再び手を合わせて)
どうもありがとうございました」
龍神様が現れるという「豊岩稲荷神社」は、美輪さんが大切にしている
銀座の守り神なのだそうです。
続きます。
「
オーラの泉の日記」