自覚のないまま九死に一生を得ていた方々もいらっしゃいました。
佐々木蔵之介さん
佐「(寝ている時に)『うわあ!』って自分の上にね、何かが乗っているような
気がするんですよね」
美「どんな?」
佐「お菊人形のような…明らかに乗っているんですよ。その人形がですよ…こう
(両手を使って歩く仕草で)…スタスタと宙を歩いてゆくんですけど、スタスタ…
途中で止まって…『あ、止まった…』と思って…そうしたらそれが…こう(手を返しながら)」
国「怖えぇ…」
美「振り返って☆」
佐「こう…振り返って…」
江「でも…よくね、ご無事で…言ってらっしゃいますよね」
佐「何かそんな危ないことがあったんですか?」
江「っていうか、割りに、あの…佐々木さん、引き寄せるタイプなんでね…
そういう風になったとき、お家のそば、踏み切りありましたでしょう?」
佐「踏み切り…はい、もう線路がすぐそば、窓の隣に…」
江「で、そこの踏み切りで自殺があったと思うんですよ」
佐「線路の脇のところ…」
美「事件が起きたところなのよ」
江「そうなんですね、いくつも。それをまた、みんな背負ってくるんですよ」
佐「…」
「佐々木蔵之介さん・土は土に」
哀川翔さん
国「あの、不思議な体験の中でも二度、心臓が…」
哀「心肺停止っていうのがあるんですよね」
美「あ、心肺停止」
国「一回目はいつ頃ですか?」
哀「一回目は家で…そのまま、スポンといっちゃったんですよ」
国「いくつの頃ですか?」
哀「30…30ちょい」
美「急に?」
哀「急に。二回目はガンガン飲んでる時ですね、一週間後」
国「一週間後にも、もう一回止まったんですか?」
哀「それは完全に止まっちゃって…」
美「心臓が?」
哀「心臓が。で、救急車が着ちゃったり、調べたんだけど全然、動かなくて…
それで電気のアレでガーン!とやってもらって…それで戻ったみたいな…」
国「ええ?」
美「それでまた、飲んでいらしたの?」
哀「ええ、またそれで…はい…いや、それで病院に行って全部、
調べてもらったら何ともなくて…全部、やったんですよ」
美「精密検査?」
哀「精密検査。何ともない」
江「戒めでしょうね」
哀「え?」
江「戒め」
哀「戒め?」
江「うん…だから、そういう大きなのをやらないと、やはり大事にしないから。
自暴自棄になっちゃうしね。だからそういったことがあって…
だからね、それは裏を読めば、要するに『長生きさせるため』ですよね。
でなかったら、さっき『戒め』って言いましたでしょう?
戒めされるってことは、ほら、早く死んでいい人だったら、そんな必要ないわけだし…」
哀「いや本当にね…そこは怖かったですね。だからそこをクリアしたというか…
『多分俺、そこで死んだんだな』と思ったんですよね、1回。
『多分普通だったら、これで死んでんだろう』と思って…ただ生かされてるから…
『いや、これはちょっとな…』と思いましたねー」
美「暴れてめちゃくちゃなさっている様だけれどね、哀川さん、
ずいぶん色んな方を助けてお上げになっているから」
江「その通りなんですよね」
国「助けている?」
江「そのまんまの言葉、お父さんからあるんですよ」
美「あ、そうなの?」
江「『人を助けた分の命を貰っている』」
美「そうなの」
江「『それで延びているんだよ』と」
美「そういうことなの」
哀「命が?」
江「寿命が。要するに人を助けますでしょう?そうするとその人の人生を助けるでしょう、
で、寿命を延ばすわけでしょう、その人の」
美「徳を積むとね、それだけ使うお金がね、銀行に預金が出来ているってこと」
「哀川翔さん・父の思い出」
続きます。
「
オーラの泉の日記」
「美輪明宏さんの舞台の日記」