THEハプスブルグ展鑑賞のため京都へ。
最初の計画では、高速バスで京都にお昼過ぎに着き、
展覧会の会場である京都国立博物館まで歩き、
鑑賞後、時間があれば六道の辻を歩いて
とんぼ帰りの予定でした。
それが今月に入って、昨年秋に訪問した明治村の日記を書いていたときに
「聖ザビエル天主堂」が、移転前は京都の三條にあったと分かり、
できれば、その跡地と現在はどんな建物になっているのか観ておきたいなと
思いながら、ここ数年来使っている京都の地図を広げてみると河原町三条のあたりで
「カトリック教会」の文字が目にとまって。
「聖ザビエル天主堂」で検索にかけても、なかなか分からなかったのですが、
「カトリック河原町教会」で調べると、すぐに元の場所であることが判明。
また、THEハプスブルグ展の公式HPによると、
午後4時以降からは比較的、スムーズに鑑賞できるとのこと。
そこで、お昼前に京都駅に到着後、地下鉄に乗り、
聖ザビエルゆかりの教会から京都散策をした後に、
京都国立博物館に向かうことにしました。
当日は、土曜日。
高速道路の休日割引のため、やや渋滞したものの、
30分遅れで京都駅到着。9月の土曜に行ったときは
1時間遅れでしたので、やはり2月は交通量が少なめなのでしょう。
首尾よく、地下鉄で烏丸御池駅へ。
ちょうどTHEハプスブルグ展フェアをしているという
大垣書店さんが見えましたので、地元では品切れ中の
中野京子さんのNHK講座のテキストを購入しました。
地図を片手に、三条通へ。四条通りの喧騒と広さに比べ、
小路と呼べるような三条通は、明治時代の洋館が郵便局やショップとして、
現役で機能しているところがいくつもあるようです。
教会を目指して地図を広げつつ見つけてしまったのが、鳩居堂さん。
三条通を、蟹料理のお店の角で北上して、寺町通へ寄り道、
本能寺さんの向い側の並びにある大好きな和文具のお店に入って、
小筆と、小紋の千代紙を購入☆
さて、寺町通を少し南下して左折(東向き)、
本能寺さんと天性寺さんの境の細い道(姉小路通)を抜けて、ほぼ正面、
大きな河原町通りを渡ってすぐのところが「カトリック河原町教会」、
このあたりに「聖ザビエル天主堂」が建っていたようです。
明治村に移築された「聖ザビエル天主堂」は、
宣教師フランシスコ・ザビエルが京都に滞在していたことを
記念して建てられたのだそう。
帰宅してから気づいたのですけれども、
ハプスブルグ家の繁栄の一翼を担ったマリア・テレジアは
私室に聖ザビエルの聖遺物を安置するほど信奉していたようですから、
展覧会の前に、日本でも有名な聖人ゆかりの建物の跡地を訪ねられたことは、
興味深いご縁になりました。
続きます。
「京都&奈良&姫路探訪の日記」
「明治村&薔薇園&ターシャの庭の日記」