市民講座や中学校、子育てサークルなど地域で
ヨーガのご縁が続いた10月。
近隣の美術館では、船越桂さん、島田章三さんの講演会を拝聴できました。
先月、書庫で下巻を見つけて読み始め、上巻も取り寄せて愉しんでいたのが
こちら。
大河も佳境に入ったところで、頻々と起こる歴史的事件について
体制を揺るがす端緒を演じた欧米人たちの目を通した描写から、
いまも洋館などが残る居留地周辺をはじめとした各地の熱気を味わいました。
さて、開国当時の様子をおさらいしていたときに、訪れる予定を決めたのが
居留地のあった横浜。
現在、開催中の「ドガ展」に行きたいと早くから熱望しつつ
遠方ゆえ決心がつかず、夏に箱根に行ったこともあって提案を躊躇していたのですが
夫が傍にいるときに、たまたまカレンダーと旅行社のプランを照らし合わせて、
予定の立つ日が見つかり、急遽、予約を入れ、ガイドブックも購入☆
外国人の目からみた明治維新の描写で馴染みとなった場所でも、
現地に行くのは私は初めてですので、現在の地図と路線図を何度も辿り、
ランドマークや地名が頭に入ったところで上下二巻を読み終え、
次は何にしようかと積み上げた本のうち、久しぶりに開いたのが
三島由紀夫全集の第九巻。
港の見える丘公園内にある文学館で横浜ゆかりの作家として
自筆原稿が公開されると知って、訪問時の予定にも入れたところ。
横浜が描かれた作品には何があったかしら…と思いながら分厚い全集の
二番目の小説を読み始めたところ、いきなり第一頁から
「…横浜中区山手町の…」と書かれていて。
タイトルは「午後の曳航」。
横浜に停泊中の貿易船の船員と元町に店を構える女性と、その息子の物語で
母の恋に直面した13歳の少年の、痛いほど鋭敏な感性もさることながら、
いまの私にとっては、予定している訪問先の描写が満載の、
ほぼ完璧な横浜ガイドブックとしても愉しんでいます☆
分厚い三島全集は家で、バッグで携帯しているのはビギナーズクラシックスの
「太平記」。
教科書ではあっさりと扱われていたあたりを、もう少し知りたくなって。
旅先の史跡や、舞台を観る際のアシストにもなってくれるかなと思っています。
NHKの番組で、一回目からずっと観ているのは「ミューズの微笑み」。
ポーラ美術館、岡本太郎記念館をはじめ、訪れた場所はもとより
これまで馴染みのなかった方々を含めたアーティストの足跡を集めた
個性的なミュージアムを隅々まで見せてくれるので、
また訪問希望リストが増えました☆
もうひとつ、きちんと録画してテキストも購入したのは
「まる得マガジン 体幹エクスサイズ」。
分かりやすい図解が載っていて、ヨーガの参考にもさせていだたいています。
10月に鑑賞した舞台&展覧会&映画
御園座
通し狂言 旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)
メナード美術館 所蔵作品展
三岸節子記念美術館 「色彩のエスプリ」
映画
シネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」
「男女逆転 大奥」
「感謝したこと」を手元の手帳に書き留めること、今年も続けます。
10月のギフト
・ヨーガでご縁をたくさんいただいたこと。
・横浜行きの計画を立てていること。
・百合の球根とパンジーを植えたこと。
・子供の進路が決まったこと。
・健康でいられること。
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日常がどんなに喜びに満ち溢れているかが、目で見てもわかり、
潜在意識にも教えてあげられる方法。お薦めです☆
皆さまのこのひと月が、素晴らしいものになりますように。
「今月のギフトの日記」