ジェラルド・バトラー主演。オペラ座の怪人以来、出演作を初日に観るようになって数年。
彼が出ていなければ、おそらくご縁が無かったであろう今作ではあるのですけれど、
ついそこまで来ている現実を把握するためにも、観ておかねばならなかったのかもしれません。
【作品の内容に触れますので、ご覧になりたくない方はどうぞスキップなさって下さいね】
アバターでバーチャルな世界に遊ぶことは、すでに多くの方が経験していらっしゃるよう。
文字経由のもどかしさは、かえって極限まで理想の範囲を広げ
苛烈な脳内経験値を積む要素になっているのではないかと推測されるため、
今作のように、生身なアバターで肉感的な刺激を体験したいという欲望は、
案外に、ことに言霊の国の人にとっては希薄なのではないかと思われて。
人のカケラがこれでもかと飛び交う画面をみても、それが
このCG前提の時代にあって限りなく肉体を酷使して撮影されていたことを知っても、
リアルさとは隔てられているように感じたのは、息もつかせぬ場面転換のため、
だけではないように。
あらゆるツールを使って、外部と繋がることが日常化されてしまったいま、
もっとも深遠な、しかし身近な場所にのみ、ゲームな部分が残されているのでしょう。
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追記
さきほどメールチェックしたところ、物凄く久しぶりに
ギャガさんからメールマガジンが届いていましたので転記させていただきます。
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映画『オペラ座の怪人』メルマガ会員の皆様
大変ご無沙汰しております。
今回皆様には約5年ぶりの配信となりますが、
12月17日(金)に日本テレビ金曜ロードショー
「ラブ&ファンタジーシリーズ」でOAされる
『オペラ座の怪人』吹き替え版のご案内をいたします。
本作は2005年1月29日に劇場公開され、当時メイン館であった日劇1が、
連日全席満席でお客様が溢れておりました。
そしてちょうどジャパンプレミアのため来日していたファントム役のジェラルド・バトラーが、
こっそり初日の客席の様子を見に行き、劇場ロビーでもみくちゃにされたことも、
今となっては懐かしく楽しい思い出です。
その後も各地でリバイバル上映するたびに、たくさんのお客様にご覧いただき、
皆様の記憶に残る映画の1本となっていることでしょう。
今回は金曜ロードショー25周年記念企画「ラブ&ファンタジー」シリーズの1作として、
『オペラ座の怪人』がOAされます。永遠の名作『ゴースト ニューヨークの幻』と
同じシリーズでOAされるとは、「ついに本作もここまでになったか・・」と
感慨深いものがあります。
当時は吹き替え版も今ほどメジャーではなく、
まさかこの作品の吹き替え版を見られる日が来ようとは
私たち関係者も全く予想できませんでした。
しかも今回は、長年途切れることなく本作のミュージカルを日本で上演されている
劇団四季の皆様による吹き替えとのことで、これ以上完成度の高い吹き替え版はない!と
断言できます。
師走に入り、忘年会等でお忙しいとは思いますが、
12月17日(金)は、是非早めに帰宅して、一緒に『オペラ座の怪人』を
テレビで堪能しましょう!!
ギャガ宣伝部 U
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美しきものを
ご覧になりたい方は是非
「オペラ座の怪人の日記」