ベン・ウィショーが詩人キーツを演じた映画を観たのは3年前。
あまりに美しい映像と音楽と、キーツの魅力に圧倒されて
以来、CD、ペーパーバックなどを揃えて、公開が終わってからも
再び観たいとDVDになるのを待っていたのですが、なかなか発売されないまま。
それが、つい先日、久しぶりにチェックしてみると、知らないあいだに
発売されていたようで、オペラ座の怪人以来のUK版DVDを購入することに。
届いたDVDを恐る恐る地デジ対応の機種にセットしてみると、反応なし。
日本のレンタルDVDは問題なく映るのですが、UK版はダメなよう。
幸い、地デジ対応ではないときの機種も、まだ繋いでありますので、
久しぶりに起動してみると、無事に反応してくれました。
(UK版のオペラ座の怪人のときも、確か反応してくれたのですが、
そのときはTVもブラウン管。今の液晶TVに映ってくれて幸い。)
映像は…ズームにすると粗さが目立ってしまうものの、
ノーマルサイズにして目が慣れてくれば大丈夫。
地デジ対応になっている目にはPCで観た方が綺麗なのかもしれません。
それでも、夢にまでみた作品の、全編にわたる佳き旋律のようなシーンひとつひとつを
ゆっくりと自宅で味わえる幸せ。
思わぬ喜びだったのが、特典にベン・ウィショーのオーディションの映像があったこと。
「猫みたいに美しく、現実離れして見えました。」とカンピオン監督が
惚れ込んだのが納得できる麗しさ。
こういった文芸系の美しい映画に、また出会えますように。
「日々の贈り物・2010年6月の日記」