カテゴリ:少女マンガ
久しぶりに読み返しています。 人間と妖怪の恋愛をテーマとしたお話です。 世のお子さんたちも妖怪に夢中ですが、この漫画はその先取り?? 大人の女子のための妖怪漫画です。いや、違うけど。 2006年~2012年に『Betsucomi』で連載されていました。 【あらすじ】 幼い頃から、妖怪が見える原田実沙緒。 そんな彼女をいつも守ってくれたのは、初恋の人・鳥水匡。 「いつかまた迎えにくるから…」月日は流れ、子供の時に交わした約束どおり、 16歳の誕生日の前日に実沙緒は匡と再会するが……。 こーゆー設定、大好きですね。 美しい妖怪に求められるなんて、妄想に火がついてしまいますなー。 そして無駄にエロい。これがまたドキドキの一因なんすけどね。 傷を舐めてもらうと治るとか、キスをするとエネルギーを与えられるとか。 少女漫画っぽいベタな設定なんだけど、萌え~ってなるんだなw そして作者の知識の多さが素晴らしいな~と思います。 歌舞伎などをモチーフにキャラ設定がされていて、 そちらにも興味が湧きます。 私は東京在住ですが、山育ちということもあってたまに衝動的に 山登りしたくなるんですけど(笑)、 そんなときに手っ取り早いのが高尾山。よく行きます。 この山は天狗伝説があって、なんとなく天狗は身近に感じていて、 天狗のお守りとかストラップとか使ってるんですけどね。 まぁ、この漫画に出てくるみたいな美しい天狗ではなく、 いわゆる山伏の格好で顔が赤いやつですけどね。 だからこそ、天狗をこんな美しい姿にして、 さらに萌えなストーリーを作ってくれた作者には感謝っすw 高尾山に行くたび、匡みたいな天狗に会えないかなーと、 ふと思ってしまったりもしますww 【ネタバレあり】 第一章では実沙緒と匡が10年ぶりに出会って恋に落ちるまで。 第二章は二人が結ばれるまで。 1巻が第一章。 8巻までが第二章。 第二章が長いんだなー。 で、今のところの率直な感想。 第一章があっさりしてるので、実沙緒へ感情移入しにくいんです。 なんで匡に惹かれたのか。 自分を好きって言ってるし、妖怪から守ってくれるし、 自分を嫁にするために(冷徹な兄から守るために)当主にまでなってるし。 でもなんか決定打がもうちょっと欲しいかな。 まぁ、実沙緒も後々、妖術にかけられて惹かれたんじゃないかとか 悩むシーンはあるんだけどね。 これから、最終的に納得できるような描写があるのかもしれません。 あと、僧正が可哀そうだなーって感じてしまう。 少女漫画じゃなくて大人向けのストーリーなら、僧正を救うパターンもありかな、と思います。 大切にしたいのに、その方法がわからない人に手を差し伸べるドMな感じでねw (ただ、この後も僧正はなんだか絡んでくる記憶があるので、 次の記事で前言撤回、とか言い出すかもしれませんw) 恋愛ストーリーの面でだけ話すと、波風なく穏やかに進むので、 ちょっとだらけてしまうところもあるのですよ。 どんなに邪魔がはいっても、匡は実沙緒が好きでたまらない、実沙緒も匡が好きでたまらない。 「老夫婦みたい」と家臣に言われるシーンがありますが、まさにその通り。 ただそれを補うほどにキャラが素敵です。 八大天狗は美しすぎるし、三兄弟はかわいいし。 和服男子なんて、現代ではほぼ絶滅ですからねぇ、やけに萌えますw 明治の文豪の写真とか見て憧れてたくちの私には溜まりません。 8巻でついに匡と実沙緒が結ばれるわけですが、 そのシーンもエロいですが、なんつーか美しいです。 男子が読んでも何も感じないだろうけど、女子的に好きな雰囲気ですね。 しかし仙果ってそんなにすごいのかねー、やるだけで無敵の力を得られるほどに。 ただその瞬間の匡はやっぱり人間じゃないんだな、というのが とてもうまく描かれています。 ちょっと気恥ずかしくなるくらい、なんだかいいですよ、このシーン。 実沙緒の悪口っぽいのを最初に書きましたが、ただの嫉妬ですねw 羨ましいだけっすね。 さ、続きを読みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月12日 11時59分00秒
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