さしすせそが言えない人々江戸っ子は「ひ」と「し」が反対になるという。これは耳から言葉が伝わったからであろう。 小1くらいの子供の文章をみていると、 時々、そういったことはでてくる。 いつもはこう言っていたのだね、と分かる。 あいまいな発音って結構多くて 字で書いて初めてそうだったのか、と 気がつくことがある。 現代ではそうやって直される機会も多いので そういうことはあまり起きない。 仮に話し言葉では使われていたとしても 書くときにはたいてい直すことができるからだ。 うちの両親は江戸っ子ではないが、かなりの土田舎出身なので なまっている。さしすせそ がかなりあいまいである。 時々、この言葉は、「し」なのか「す」なのかと、 たずねられることがある。 たとえば、「ぞうきん」彼らは普段、「じょうきん」といっている。 お国なまり的なところもあるので、普段はあまり気にしては いないのだけれど。 しかし先日、実家の冷蔵庫をあけて 思わず ぶっ! とふきださずにはいられない言葉が目に飛び込んできた。 母は自分でドレシングをよく作って冷蔵庫に保管してる のだが、今回は「しそ」と「酢」を混ぜたものだったらしい。 そのラベルにはこう書いてあった・・・。 【すそ酢】 分かる人にはわかるのだ。 次へ ジャンル別一覧
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