COP10支援事業 第5回 田んぼのおうえん団 に参加して
田んぼのおうえん団 ~農業(農園)をおうえんし、生物多様性を育む~ 【フォーラム】農業と生物多様性 10:00~12:00 開会挨拶: 出原伸平(生物多様性日進市民協議会会長) 司会:井上敏之(愛知池周辺の有機農法研究会会長) コーディネーター:横田浩臣(愛知池周辺の環境を考える会会長) パネリスト:島田隆道「田んぼのおうえん団」 古川由紀夫「冬水田んぼと不耕起栽培」 太田 稔 「日本タンポポ・日本ウナギ」 井上敏之「水田&ビオトープ」 【フィールドワーク】愛知池下「田んぼ」にて 13:30~14:30 《耕さない田んぼ》《ビオトープ》《水田魚道》を観察 現地案内:井上敏之 島田隆道 石川 田んぼは稲(お米)が育つところ・・・でも、これまでの当たり前と思っていた 稲作を生物多様性の観点から見直す提案とそれを裏付ける実践が続けられていました それは、これまでの田んぼの常識を変える 「田んぼを耕さない」「田んぼの水を抜かない」という農法の紹介でした。 それによって・・・ ◎ サヤミドロ(藻)が育ち ◎ 水の下はトロトロの泥になり ◎ 酸素がいっぱいの田んぼには ◎ イトミミズが大量に繁殖し ◎ それらのフンや死骸が稲の栄養になり ◎ 稲は耕さない田んぼにより深く根を張り ◎ タニシやメダカなどの生物が生息する 「田んぼ」という私たちの命を支えるフィールドが 大きな問題に直面していることを初めて知ることができました。 残暑に負けずに元気に「花」を咲かせていました。 魚道と田んぼに水を引くためのポンプが作られていました。 鮭が川を登るというのは聞いたことがありましたが、 この細長い魚道を魚が登る姿が見られるのでしょうか? 信念と情熱が実践するグループの方々を導くのでしょうか。 この残暑の中も毎日のように様子を観に来るとか。 確かに私の住まいの近くの田んぼにはこんな「藻」はない・・ これがメダカなど水生生物の住みかとなるそう、メダカは 水温が40度になっても、上手に稲の陰、水の底に潜り 生息できると言う・・・ 小さな指先ほどのカエルはもちろん、こんなトノサマガエルも ひょいと覗いただけで、色々な水生生物が・・・ いつもの散歩コースの折戸川周辺の田んぼ・・・今日のフォーラムとワークによって 田んぼがより身近な存在になったことは確かです。 関係者の皆さん、ありがとうございました。 子どもたちとの会話の材料が又一つ、出来ました! 愛知池周辺では、環境や生物多様性への取り組みが 日夜続けられていることに、元気を頂きました。