**旦那のする後味の悪いおとぎ話* --;
昨日の夜は・・・旦那も私も寝付けず・・・布団にねっころんでて・・・「ねえ~なんか眠たくなるようなおとぎ話して」「えぇ~桃太郎とか一寸法師とか・・・あ~いうの」「そうそう」「う~ん・・・・じゃあめんどくさいから全部まとめて」「なにそれ・・・まとまるの」 「昔・・・・あるところに桃太郎がいました。 桃太郎が浜辺を散歩していると・・・亀が子供達にいじめられてました。 桃太郎は亀を助けました。すると亀が自分に乗るようにと言いました。 桃太郎は亀にまたがりました。すると・・・「まて亀をいじめるな」と 浦島太郎が叫んでたったったったと走ってきました。 桃太郎と浦島太郎は言い合いをし・・・亀はしかたなく・・・ 2人まとめて甲羅に乗せて竜宮城に連れて行くことにしました。 竜宮城には乙姫様とひこぼし様が居ました。「ひこ星の浮気もの織り姫はどうした」 「ちょうど宴会部屋が一つあいてますから・・・好きに使ってください」 桃太郎と浦島太郎は2人でどんちゃんさわぎをしました。 いよいよ帰るとき・・・・乙姫様はお土産に玉手箱を3つ出しました。 「大きいの中くらいの・・小さいの・・好きなのを持っていくように」「舌きり雀か・・・」 桃太郎は中くらいの、浦島太郎は小さいのを選びました。 砂浜で桃太郎は玉手箱を開けました。 すると・・・・中からおじいちゃんが出てきました。 箱から生まれたおじいちゃんを桃太郎は箱太郎と名前をつけて育てました。「介護でしょ誰だ箱太郎って」 「箱太郎は大きくなると鬼が島に鬼を退治に行きました。」「なんでおじいちゃんが行くの桃太郎が行けよ」 「桃太郎はおわんを用意すると箱太郎を詰め込みました」「犯罪でしょだいたい浦島太郎はどこいったのよ」 「彼は急用ができました。」「なんだそれ・・・」 「箱太郎が川をどんぶらこ~どんぶらこ~って流れていくとおばあちゃんが 洗濯をしていました。おばあちゃんは箱太郎をひろいあげると おじいちゃんに見せました。 「おじいちゃん・・・川でこんなものを拾ったよ」 「おお~なんてことだおじいちゃんだ」「おまえもだろっ」 「おばあちゃんはおじいいちゃんと箱太郎を比べると箱太郎の方が いい男だったので好きになりました。」「なんで・・・三角関係」 「おばあちゃんと箱太郎は悪巧みをして・・・泥の船を作るとおじいちゃんを のせてかちかち山に流してしまいました。 そして・・・2人にはめだたく保険金が入ったとのことです。「おいっ」 それを・・・ドアの隙間から茶釜をつけたたぬきが盗み見して言いました。 「あいつらは・・・幸せになれねえ」 おしまい「ってどんだけ後味の悪い話なのだいたい誰が主人公なの」「う~ん・・・人生見る切り口によって主人公は違うっていうありがたい話だよ。」「ありがたくないしっ何なんか余計に目が冴えたし気分悪い」「オレも・・・・」