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みかん日和。

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2007年10月20日
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カテゴリ:読書
体の疲れより、心の疲れがひどく、
眠いのだが、眠る気になれず、
布団のところに、
マンガ本やら、何やらを持ち込む。

先ず、なつかしのマンガ本を読み進む。
「紀元2600年のプレイボール」

2600

「はいからさんが通る」の後の作品で、
高校野球ネタ(?)な雰囲気もある。
これでもか!!と、いろんな要素を盛り込んだ漫画。
痛快なだけでなく、しんみりのツボも押さえたあたり、
山本周五郎っぽくもあり。

大好きな漫画で、捨てきれず、初版の汚い紙の本で持っている。
しかも、蔵書印(?)付きで。


これを読破しても、眠くない。
となると次は、これか?

「獣の奏者」

kemono2

以前、図書館で借りたのだが、予約が入り、
途中で返した本。
また、手元に届き、読む。

獣と人間の関わりを主軸に書かれているのだが、
陰謀あり、試練あり・・・人間ドラマあり。

決して侵してはならない自然の摂理、
それを侵したときに何かが破綻する、
そのことがずーっと、ちらちらとしている。

それが何か、おぼろげには、わかているのだが、
それは私が、それなりに大人だからか??

児童文学として書かれているので、
伏線として仕込まれたエピソードもつなぎやすく、
陰謀、野望もわかりやすい。
『悪者』が誰かも、すぐわかるし、
その『悪者』が何をたくらんでいるかもわかる。

主人公たちが、どうやってそれに立ち向かうか、
ドキドキで見守るのである。

これが大人向けだったりすると、もっと、
血なまぐさいんだろうな。
でも、大人が読んでも充分面白い、そんな物語だった。

ただ、お子様度数の高い私としては、
主人公の行く末がもう少し書かれていると安心できたのだが。

さぁ、主人公の行く末は・・・・みたいな終わり方、
余韻を残すと言う意味なのかもしれないが、
なにやら、物足りないのである。
児童文学は、きっぱりすっぱり、
ハッピーエンドが一番なのだ、と言う思い込みがあるので。

さすがにこれだけ読むと満足したので、寝る。
しばらくは悶々としたが、寝ると心に決めたら寝られた。






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最終更新日  2007年10月21日 12時10分35秒
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