みかん日和。

何年たっても、仕事が遅いのは仕方がない。
最近、オトナになってきたので、
そうおもって、若干のことはこらえられるようになってきた。
しかし、彼のご婦人は、何もなさらない。
鎮座なさったまま、
ぼんやり、ご自分の世界に浸っておいでになる。
たくさん、仕事があるのだが、
気がつかないご様子。
というか、
「ワタクシのすべきことではないわ」との思し召しかもしれない。
接客業の私たち、
お客がいなきゃ、することない。
となると、他の事務もする。

今日は、あまりにも暇だったので、
彼女に任せておいた。
私は、超多忙だったので。
しかし、彼女が二人以上のお客に囲まれることはなかったし、
ややこしい客は引き取った。

おかしいと思わないのだろうか、目の前に仕事の山があるのに、
誰がこの仕事をするんだ？？

今日の極めつけ。
お客さん「山田さんを探しているのだけれど？」
彼女「佐藤さんならいますけど、調べましょうか？」

びっくりした。
山田さんに会いたい人に佐藤さんあてがってどうする！？
調べるまでもない。
山田さんはあくまでも山田さんで、
佐藤さんや鈴木さんじゃない！！

彼女いわく、
「私深読みしすぎなんでしょうか？」
ワシいわく、
「人の言うこと、聞いてないんじゃないの？」
ワシには、お客さんのおっしゃってること、理解できましたから。

午後から、あまりにも暇そうなので、
仕事の指示出し。
たかだか５分程度の仕事。

３０分過ぎても戻らない。
ぜんぜん、見当違いのことをしていた。
ありがとうよ、ハニー。
君のお蔭で、頭痛と、胃痛と、腹下しだよ。