膳所の駅で160円切符を拾い、幸先のよい旅がスタート。
マクロビオテックのランチの後の恐ろしい効果を
報告したり、わいわいと、楽しく話していると、
琵琶湖疎水の入り口が、見えてくる。
![琵琶湖疎水入り口](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/67/0000591667/38/img7027871bzikezj.jpeg)
琵琶湖疎水、明治の京都の人の根性を感じる遺跡である。
琵琶湖疎水のことを語り始めると、
止まらなくなる恐れがあるので、
触れずに置く。
江戸に天皇を持っていかれた、京の悔しさが根底にあったという説もあるが、
いやいや、京都の町衆の根性、天皇がいようがいまいが関係ないと思う。
ちなみに、出口は南禅寺付近にある。
参考リンクはこちら。
三井寺に行く道中、長等神社(ながらじんじゃ)に行き着く。
ココはもともと、長等山にあったのであるが、
三井寺勧進の折、山から降りてきたというか、降ろされたというか・・・。
天智天皇の時代の神社だというから、相当の歴史を持つ神社に違いない。
ふらふらしていると、禰宜の方が出ていらして、
神社のいわれやら何やらを語ってくださった。
日本の歴史は宗教の歴史と切って語ることは出来ないのであるが、
教科書にはほとんど出てこない。
幕末、いきなり、廃仏毀釈とか言われてしまうのである。
宗門人別改帳とか、習った覚えがあるだろうか。
江戸時代の戸籍のようなもの、とか、
キリシタンじゃないことを証明する、とか。
結局は、すべて民衆を仏教徒にしてしまうという制度だったのだが、
そんなことまで、なかなか教えていない。
まぁ、結局のところは、三井寺より古いんだよ、ってな話。
そして、東大寺の春日大社見たいな、役割ですよって。
三井寺は、きっぱり、密教の世界。
すごいなぁ・・・。
熱いぞ、密教。
ただし、仏像は、好みのものは少なかった。
100体の観音様がいらっしゃる、ものすごいエリアがあったのだが、
密集してると、100体がさほど、たくさんに見えなくて、
それがまた不思議な気持ち。
![三井寺の紅葉。こっそり琵琶湖を臨む。](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/67/0000591667/39/img1f614c07zik3zj.jpeg)
紅葉は終わりかけ。でも、まだまだ鮮やか。
来てよかったなぁ・・・。
三井寺は意外と広く、端から端まではわりと距離がある。
まさしく、山の上一帯が寺なのである。
国宝本殿に踏み入れると、
平和活動が繰り広げられている。
オヨ??
風船に平和メッセージを付けて飛ばす活動をしているらしい。
その協力者募集をされていた。
趣旨に賛同できたので、先ほど、神様にもらった100円を入れてきた。
寺務所の前で、気になる出会い。
![三井寺だるまおみくじ](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/67/0000591667/45/img95b10886zikezj.jpeg)
![三井寺だるまおみくじ2](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/67/0000591667/48/imgc054bb1ezik8zj.jpeg)
ピンボケぼよよん、
だるまのおしりにおみくじを仕込んである。
気になるぞ気になるぞ気になるぞ!!
というわけで、男前なだるま大師をお一人招聘。
失礼して、お尻の紐を引っ張る。
「大吉」
・・・なのであるが、素直に言うと、
どこが、「大吉」なのだろう、って内容。
いいことなんて、一言も書いていないのだ。
そして、私に投げかけられた言葉。
「正しさは真理ではない」
この言葉で、私はすっかりトーンダウンしちゃったのである。
嫌な事いっぱい思い出してしまった。
そして、ふと気を抜くと、この言葉が帰ってきて、
これから先の旅は油断すると
だるまの言葉に心を占拠されるという恐ろしい始末であった。
大津市の歴史博物館に立ち寄り、
大津という土地の歴史的な意義を学び、
おもしろいなぁ、って。
歴史、勉強しなおししなきゃ、って思った。
そのあと、JRに乗り、琵琶湖一周の旅に。
琵琶湖の秋の景色に心癒されました。